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2015年11月 7日 (土)

授業紹介(精神保健ソーシャルワーク演習Ⅱ)

社会福祉学科4年生の精神保健福祉養成課程
(保健医療ソーシャルワークコース)では、
5月・6月の実習を踏まえ、
10月からの秋セメでは、演習Ⅱに取り組んでいます。

先日までは、統合失調症で20年間精神科病院に
入院しているAさんの個別面接をロールプレイで行ってきました。
いざPSWの役割を演じようと思っても、言葉がでてこなかったり、
逆にクライエントに質問攻めになってしまったりと、
練習(ロールプレイ)といえども、大変苦労しながら取り組みました。

その後、弟さんとの面接(ロールプレイ)を経て、
今回は模擬家族支援会議を行いました。
登場人物は、Aさん、弟さん、叔母さんとPSWです。
25分の面談時間をどのように構成し、進めていくのか、
何を目的にするのか、この時間の到達点をどこに見据えるのか、
Aさん、叔母さんそれぞれに思いがあり、
すり合わない面と親族として叔母さんが思いやる場面などあり、
面接の難しさを肌で感じました。

Photo

写真 ① ロールプレイの様子(学生さんたちはフル回転で考えていました)

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写真 ② ロールプレイの様子(言葉にできないもどかしさも感じます)

就職してしまうと、実践の連続で、
自分の面談を振り返ったりする時間は
学生時代ほど持てません。
今、十分話し合い考えることが、
将来の礎になっていくのだと思います。
次回は、支援計画作りです。
どのように展開できるか楽しみです。
                                  社会福祉学科 大場