【11】国際福祉実習の報告会が開催されました!
社会福祉学科の授業紹介、第3弾です。
前回は3年次のソーシャルワーク実習についてお伝えしました。
今回は社会福祉学科の目玉の一つである「国際福祉実習」のご紹介です。
国際福祉実習は、「国際社会に貢献できる人材を養成するために、アジアをはじめとした海外に出かけ、その国の様々な社会福祉事情や文化を体験することによって、価値観の多様性や異文化を受容することを学び、国際的な視野を養うこと」を目的とした授業科目です。
一般的に国際福祉と言うと、福祉先進国であるデンマークやノルウェーといった北欧が有名ですね。
しかし、社会福祉学科の国際福祉実習の実習先は、「インド」「ブラジル」「韓国」といった国を対象としています。
なぜ、このような国々を選定したのか。その理由は2つあります。
一つは、これらの国々には、聖隷とゆかりの深い社会福祉施設があるということです。
例えばインドには、かつて聖隷で研修を受けたことのあるアブラハムさんという方が施設長をなさっている、「聖隷希望の家」という施設があります。
もう一つは、先進的な福祉を学ぶだけでなく、制度や施策が必ずしも整っていない状況であっても、
「豊かに暮らすこと」が可能であるかもしれないという、「福祉の原点」について考えてほしいと考えたからです。
今回は、今年3月に韓国で実習した5名の学生がその報告してくれました。
「東明園」という施設における実習の様子からは、実習先の利用者や職員の方々に暖かく迎え入れられこと、日本と韓国の福祉にかかわる共通点や相違点などがよくわかりました。
そして、実習以外の異文化体験の報告からは、美味しそうな焼肉を食した時の話や多くの人で賑わう観光地の様子など、楽しそうな出来事が語られた一方で、韓国における戦争の悲劇について学んだこともしっかりと伝えられました。
発表後には、今後この実習に行ってみたいと考える学生、教員や国際交流センターの職員からたくさんの質問がありました。
かつて韓国へ実習に行った卒業生も参加し、「今でもその時にお世話になった方々との交流は続いている」という、とても嬉しい話をしてくれました。牧田さん、ありがとう!!
最後は、学生、担当教員、卒業生で記念撮影!おつかれさまでした。