【10】本日からソーシャルワーク実習が開始されました!
社会福祉学科の授業紹介、第2弾です。
前回のブログで、社会福祉学科の学生は2年次から本格的な資格の勉強がはじまることをお伝えしました。
3年次になると、これまで積み重ねてきた学習をしっかりと身につけるための「ソーシャルワーク実習」がはじまります。
5月中旬から6月いっぱいの間、または夏休み期間に「23日間の実習」をします。
23日間というと、1ヶ月以上実習先に通うことになります。これも確かに学生にとっては「楽でない学習」です。
しかし。。。「楽でない」からこそ、学生は大きく成長し、教員はその姿に毎年感動させてもらっています。
そこで、今回は実習へ行く直前の学習として、私が担当している授業の一部を紹介します。
先日の授業は、外部から先生をお招きしました。
先生と言っても大学や学校の先生ではありません。大学のすぐ隣にある信生寮という身体に障がいを抱えた方々が生活する施設で暮らしておられる鳥羽悟さんです。
今回もトレードマークのTシャツを着ての登場でした。鳥羽さんは 言葉を発することに困難があるので、学生が代わりに原稿を読み上げます。
そして、鳥羽さんが学生の意見をきいてコメントを返して下さるときには、文字盤を使ってコミュニケーションをとります。
時には学生の発言に対してのツッコミもあり、とてもなごやかな雰囲気で授業は進んでいきました。
自分が怪我をして障がいを負ったときの状況。高次脳機能障がいに苦しんだこと。
障がいの故に、他者に好意をもつことができなくなったこと。
そして、この問題を解決するために、ご自分で編み出した「誰とでも好意的に関わり合う技術」を紹介してくださいました。
学生は実習でさまざまな人々とかかわります。サービスを利用されている方々。
職員、他校の実習生等。必ずしも好意を持てる方だけとかかわりを持つわけではありません。
そのような時に大いに活用できる技術を、鳥羽さんは教えてくださいました。
ここでは書ききれないくらいに中身の濃いお話でした。
鳥羽さん、本当にどうもありがとうございました。
そして、鳥羽さんの通訳をしてくれた学生のみなさん、ありがとう!