卒業生さんによる職業・職場紹介 MSW(メディカルソーシャルワーカー)・川崎さん編 その②
前回、ご紹介させていただきました、現在MSWをされている川崎さんの職業・職場紹介の続きです!
今回は、ソーシャルワークのコアな仕事の一つとしての多職種連携について、また、就職後役に立っている在学中の学び、今後の目標についてご紹介させていただきます!
【多職種連携でクライエントをサポート】
MSWは病院の建物の中で働いていますが、院内のスタッフや患者さんだけでなく、他病院や地域関係機関など多くの方と関わり一緒に仕事をすることができます。「多職種連携」を常に考えることができる環境だと思いますし、ここまで多職種と関わる職業もなかなかないのでは・・・と思います。難しいと思われがちな仕事ですが、独りで仕事をしている職種ではないのが最大のメリットで、一緒に仕事をする方たちと相談をしながら支援を進めていくことができます。経験年数を重ねていくほど人間関係も構築されていきますし、「ちょっと教えて」と言えることがとても大事なことだと思います。本当にたくさんのいろんな方がいる世界ですので、「人が好き」というよりも「人に興味がある」という方には向いている仕事なのかなと感じます。(人を嫌いになってしまうこともあるので…)自分の価値観や人生の幅がとても広がる素敵な仕事だと常々感じます。日ごろの自分の生活に役立つ知識もあってよく家族にも重宝されます。
【大学時代の学びや経験で役立っていること】
就職をして10年経ち、ホームカミングデーの実行委員で大学を訪れた時とても懐かしい気持ちになりました。社会福祉の基本的な知識だけでなく、対人援助職として多方面から人を捉えるとはどういうことか、エビデンスに基づいて考察を立てることなど、また大学で講義を受けたいと思っているくらい、本当にたくさんの『引き出し』を得ることができる場所だと思いました。どの先生も一生懸命ご指導を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。さまざまな「専門職」として仕事をしている友人がたくさんいるので、大学での学びはそのすべての基礎を作り上げているといっても過言ではないと思っています。
【今後の目標】
就職をしてから無我夢中で仕事をした新人時代、子ども二人の産休・育休を挟み、今は仕事・育児・家事をこなす毎日です。それでも10年間の経験をしてきたことで、仕事のやり方については気持ちの余裕はでてきました。また後輩やこれからMSWを目指す学生さんなどにきちんとこのソーシャルワークがお伝えできるように、これまで学んできた経験と知識をリンクできるようにしていきたいと思っています。研修だけでなく、同職種・多職種の人との関わりをもって刺激を受けながら邁進をしていきたいです。
【ホームカミングデー実行委員として】
実行委員のご依頼を頂けたことに感謝しています。落合先生、野田先生ありがとうございます。
コロナ禍で不謹慎な言葉になりますが、久しぶりに同窓生と集える機会があることがとても嬉しいですし、楽しみです。
これまでほとんど出席したことがないホームカミングデー…右も左もわからない状況ですが「楽しみ」という気持ち先行で会議にも参加させて頂いています。先生や先輩・後輩に助けられながらも素敵な時間を創っていければと思います。