養護教諭課程学生との交流学習会
2月某日、社会福祉学科のスクールソーシャルワーク教育課程の学生と、看護学部養護教諭課程学生との交流学習会を行いました。学部横断の演習は1年次と4年次に配置されていますが、小・中学校という場で実習を行い、子どもの不登校や貧困問題に関心がある学生同士が、学部を越えて交流する機会は中々ありません。社会福祉学科の学生からも「養護教諭課程学生との交流は今までなかった。あれば参加してみたい」という意見があり、また教員同士が様々情報交換する中で、今回の企画に至りました。
当日は社会福祉学科の教員から社会福祉士・精神保健福祉士・スクールソーシャルワーカーと援助対象などについて説明し、養護教諭課程担当教員から養護教諭について説明しました。
その後グループに分かれて、今までの学習内容や実習の様子、将来の仕事(就職等)等についてそれぞれ意見交換をしました。
以下に、スクールソーシャルワーク教育課程の学生さんの感想を抜粋し紹介します。
・広い領域で他学部の学生と話をするよりも、同じ領域に関心を持つ学生同士で話す方が有意義なことが多いと感じた
・今まで他学部の学生から、具体的な教育内容、実習時の様子、採用状況などを詳しい話を聞く機会がなかったため、とてもためになった。
・スクールソーシャルワーク実習でも、養護教諭が養護教諭の役割を説明してくれる場があったが、今日の授業で、歴史を踏まえて、理解することができた。
・悩みを抱えている児童生徒に介入する時には、スクールソーシャルワークだけや養護教諭だけが単独で対応することは難しいが、連携をしてお互いの専門職の強みを生かした支援を行うことは可能だと感じた。
それぞれの担当教員からの説明
各グループに分かれての交流学習
学生さんの感想にもあったように、今回は「子ども」に領域を絞り、学部横断の学生交流を行いました。多くの学生さんが「自分の関心ごとから学びを深める機会」になるのではないかと思います。また、大学の中でこのような連携教育の機会を得ることで、具体的に「多職種を知り・連携の必要性について実感する機会」になるのではないかと思いました。
(社会福祉学科教員)