2020ホームカミングデイ 社会福祉学部交流会での一コマ
11月7日に開催されたホームカミングデイにおいて、社会福祉学部では『あいたい、ききたい、はなしたい』をテーマに交流会が開催され、卒業生30名ほどが参加してくれました。
後半のグループ別交流会では実行委員Mさんの進行で、カードをひいて出たお題、例えば「学生時代によく過ごした場所」、「学生時代に戻れるとしたら何をしたいか」・・・などに沿ってそれぞれの思い出話に花を咲かせました。
私のグループには2003年度入学生から2014年度生まで10名と、zoomで2002年度生(社会福祉学部開学の年です)1名が参加してくれたのですが、ディスカッションの中身はともかく、それぞれが自己紹介する中で、素晴らしい光景が繰り広げられました。
「ああ、H病院のワーカーのNさんですか、先日はお世話になりました。同窓生だったのですね!」と障害者相談支援事業所ソーシャルワーカーMさんが声をあげました。聞けば、担当するケースの方がH病院に入院することになり、Mさんと電話で情報交換していた、とのこと。そのほかにも、異なる区の障害者相談支援事業所のワーカー同士であったり、障害者相談支援事業所と社協CSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)であったり、県児童福祉司の先輩後輩であったりと、所属先や領域は異なるものの、ソーシャルワーカーとしての業務を通じて卒業生同士が、そうとは知らずすでにつながり合っていた! という事実が次々と明らかになり、胸が熱くなりました。社会福祉学部開学以来約19年、確かにこの地域の社会福祉に貢献できているんだな、と実感したからです。
卒業生一人ひとりの、いわゆる「他機関連携」を含む誠実でひたむきな支援が、生きにくさを抱える方々の生活を支え、ひいてはこの地域の福祉を支えている。
この事実を認識し、私たちの使命を改めて確認する良い機会になりました。
もっともっと卒業生にアプローチし、卒業生が知りたい情報を発信したり、研究機会を設けたりしていきたいと思います。
卒業生の皆さん、どうぞ大学を頼りにして下さいね。教員一同、心よりお待ち申し上げております。