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2019年11月 1日 (金)

2019年度 オープンカレッジ「“我が事”意識に基づく地域共生社会構築に向けて」

10月5日に聖隷クリストファー大学オープンカレッジ(公開講座)が、浜松市地域情報センターで約120名の市民の参加を得て開催されました。

今年度は「“我が事”意識に基づく地域共生社会構築に向けて」をテーマとし、社会福祉学科教員が企画し、シンポジウムのコーディネーターを担当いたしました。

近年、子ども・高齢者・障がい者など全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことができる「『我が事・丸ごと』地域共生社会」構築が福祉改革における大きな課題となっています。

本企画は、そのような状況の中、地域住民が地域づくりを「我が事」として取り組むことの重要性を確認し、その実現に向けて地域住民の役割は何か、どういった実践が求められているのか、専門機関および専門職はどういった支援を行う必要があるのか、について、大学のおひざ元「三方原地区」で取り組まれている事例をもとに検討することを試みようとするものでした。

最初に日本福祉大学副学長の原田正樹先生から「“我が事”意識に基づく地域共生社会構築の必要性」という題でご講演いただきました。

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その後、「浜松市三方原地域における地域共生社会構築の現状と課題」をテーマにシンポジウムを行いました。

シンポジストは三方原地区社協(住民による自主的な地域福祉推進組織)、地域包括支援センター三方原、浜松市社会福祉協議会北地区センターの各代表の方で、特に三方原地区社協からは、地域のボランティア協力員による家事支援サービスの実態が報告され、地域住民による主体的な地域福祉実践の意義を参加された方々と共有いたしました。

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次は、こうした地元の地域福祉実践に学生も参加し学びを深めることを目指したい! と決意した1日でした。