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2016年3月10日 (木)

S社会福祉法人の相談支援を担当する職員研修



利用者支援に関するスキルアップを図るために
活用できる「教材となる事例」は、たくさんあるのですが、
職員を育てる上で参考にできる教材は、ほとんど見当たりません。

複雑・多様化する生活問題を抱える利用者支援と同じくらいに、
社会福祉現場では、人材育成が大きな課題をとなっています。

そのような状況のなかで、
ある社会福祉法人の職員の方から相談を受け、
一緒に「スーパービジョン」をテーマとした研修会を企画しました。

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参加者の皆さんには、自分が育てられてきた体験を
振り返っていただきながら、専門職としての基盤を形成する上で
重要な臨床体験をグループで共有させていただきました。

困難な体験がその人を育てる。
達成感よりも無力感などを覚えるような体験にこそ、
成長の種は隠されている。

改めて、利用者の支援に向き合うことの大切さなどを
再認識させていただける研修会でした。

こうした研修会を企画・運営することには、緊張が伴います。
しかし、皆さんの体験を聴かせていただき、
こんな風に利用者を大切に考えてくださる素敵なワーカーが、
社会福祉現場にはたくさんいらっしゃることを知り、
私自身がエンパワーされ、元気をいただくことができました。


社会福祉学科 福田