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2020年9月 2日 (水)

社会福祉に関する映画について②「チョコレートドーナツ」

社会福祉学科の佐々木です。今回は社会福祉に関する映画紹介の4回目です。

実話を元に作られた感動作です。

 

「チョコレートドーナツ」 監督 トラヴィス・ファイン 2014年アメリカ

 

ストーリー

 1970年代のアメリカ・カリフォルニア。シンガーを夢見るルディと弁護士のポールは男性同士のLGBTのカップル。彼らは、母に養育放棄されて育ってきたダウン症の少年マルコと出会い、愛情をもって少年を育てる。3人での幸せな生活が訪れたのも束の間、3人を引き離す事件が起こる。

 

映画の背景

 LGBTに理解が広がっているアメリカでも、1970年代当時は大変な差別があったと言われています。また、児童虐待も社会問題化していました。映画ではそのアメリカの状況が詳しく描かれています。

 

映画について

マルコ役のアイザック・レイヴァは自身もダウン症があります。マルコを演じる彼の寂し気な表情のあとに見せる笑顔は、想像を絶する演技力です。そして彼の演技と、ルディの歌うボブ・ディランのカバー曲「I Shall Be Released」(自由になれるさ)の伸びやかで美しい歌声が重なる瞬間を是非ご覧ください。

 

                              文責 佐々木