« 2016年12月 | メイン | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月10日 (火)

授業の風景 ソーシャルワーク実習指導Ⅰ

ソーシャルワーク実習指導Ⅰは、来年度に実習をひかえた2年次生を対象とした科目です。6つの実習領域に分かれて、それぞれで実習の事前学習を進めていきます。

この日、「障がい領域」では、市内の障害者地域活動支援センターの職員と利用者にご登壇いただき、職員からは地域活動支援センターについて、利用者からは「障がい」とともに生活してきた歴史と体験、暮らしの様子などをお話しいただきました。

Dscf0800

Dscf0801

0803_2

0805_2

社会福祉を学ぶ学生とはいえ、障がい当事者の語りにふれる機会は多くはありません。とても貴重な時間を過ごしました。ありがとうございました。

飛び入りで、昨年の実習で支援センターにお邪魔した3年生の先輩が、実習の体験談を話してくださいました。授業終了後のリアクションペーパーには「ソーシャルワーク実習がすごく楽しみです」とのコメントが寄せられています。


社会福祉学科 川向

2017年1月 6日 (金)

ソーシャルワーク実習報告会を終えて ソーシャルワーク実習指導Ⅱ―教員による報告会の講評が行われました―

実習報告会を終えて10日あまり、実習指導の全体授業をつかって、ソーシャルワーク実習報告会での報告内容に対して、実習領域ごとに担当教員が講評を行いました。ソーシャルワーカーとして実践現場へ出ていく準備を始める学生たちにとって実習体験がより深い学びにつながることを、すべての教員が願っています。

Dsc_0715

Dsc_0717

Dsc_0723


社会福祉学科 川向

2017年1月 4日 (水)

2016年度ソーシャルワーク実習報告会

2016年度は、社会福祉学科、介護福祉学科、こども教育福祉学科の90名の学生がソーシャルワーク実習を行いました。

 ソーシャルワーク実習は、さまざまな対象のニーズや背景を論理的に把握すること、対人支援・地域支援のための自己覚知の必要性を理解し深めること、受容的・共感的態度をもって実践現場で対人関係を形成すること、自らの役割を的確に的確に果たすこと等を目的としています。

 講義で学んだことを、実践現場の言語や思考を身につけながら実践に変換していくこと、すなわち、現場実践の入り口がソーシャルワーク実習であり、「現場で働くこと」の模擬的な体験の場です。 

 秋学期は、実習事後学習として、実習の領域ごとのグループスーパービジョンを重ね、実習体験を深く掘り下げていきます。これらの学びをまとめ発表する場が、ソーシャルワーク実習報告会です。その様子をお伝えします。

Dsc_0434

Dsc_0437報告会の資料づくりや発表のリハーサルに取り組んでいます(高齢者入所施設領域)

Dsc_0438

Dsc_0445社会福祉学部長のあいさつでスタートします。
発表の司会進行も学生が担当します。

Dsc_0590

Dsc_0488実習領域ごとの報告です。実習施設の概要、利用者とのかかわり、個別支援計画、社会的な問題、自分自身への気づきなど、他の領域の発表から学ぶこともたくさんあります。

Dsc_0499

Dsc_0446

Dsc_0447会場から質問・意見をもらう際には、ここでも学生スタッフが活躍します。会場の意見から気づかされることもあります。

Dsc_0532発表が終わり緊張が解けた様子です。

Dsc_0465

Dsc_0510

Dsc_0524発表の方法にはロールプレイも用いられます。学生が実習の一コマをリアルに再現します。

Dsc_0603終了後、運営の学生スタッフを拍手で労います。

実習終了後のグループスーパービジョンや実習報告会によって、学生はさらに新たな学び、気づきを重ねます。報告会で発表された内容には重要なキーワードがたくさんありました。「生死観」「家族」「コミュニケーション」「かかわる」「ジレンマ」「自立」「地域」・・・等々、実践現場に巣立つまであと一年、これらのキーワードを考え深めることを期待しています。


社会福祉学科 川向