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2016年5月 9日 (月)

国際福祉実習報告会

2月の本ブログ
https://blg.seirei.ac.jp/ss/2016/02/
で速報をお伝えしましたが、
国際福祉実習として「インド聖隷希望の家」で
2月に2週間実習してきた学生による実習報告会が、
4月27日に全学科2,3年次生を対象に行われました。

報告者は介護福祉学科4年次生 I くん、I さん、
そして社会福祉学科3年次生 Mさん、Yさんです。

S1

 この中で、社会福祉学科3年次生のM さんとYさんからは、
「プロフェッショナル インドの流儀」というテーマで報告されました。

S2

冒頭、「人生は、何のためにあるのか」との問いが
私たち聴衆に投げかけられました。

S3

これは実習中、インド聖隷希望の家の代表者の方から
学生が問われたものでした。

「働くため?」
「遊ぶため?」
「おいしいものを食べるため?」
「子孫を残すため?」
「誰かを愛するため?」

その方の答えは

S4


「祝うため」。

簡単には理解できない哲学的な問いであり、答えです。
が、聴く者にとっては、豊かさ、幸せ、家族、絆、愛・・・とは何かを考え、
インドをとおして日本を振り返る良い機会になったようです。

(インドの“福祉”以前に、その国柄、思想、宗教、文化、歴史、
人々の死生観、生活習慣などを知るには、
堀田善衛『インドで考えたこと』、椎名誠『インドでわしも考えた』、
藤原新也『印度放浪』などが参考になるかもしれません。)

グローバル社会の進展、そのひずみの拡大の中で、
ソーシャルワークのグローバル定義も示されました。
http://www.jacsw.or.jp/01_csw/02_katsudo/files/news/171.pdf

こうした中で、福祉とは?、ソーシャルワーカーの役割とは?
を理解するのに、本学部独自の国際福祉実習はとても良い機会を与えてくれます。

一人でも多くの学生がチャレンジすることを願っています。                       

(社会福祉学科国際福祉実習担当 佐藤)