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2017年6月20日 (火)

こども教育福祉学科1年生の授業「子どもと造形表現」

この日は、3~4人のグループで踏んだり、丸めたり、大量の粘土に全身で関わりました。途中で、「浜松アクトタワーに負けない高い高いタワーづくり競争」をやって、全員で盛り上がりました。その後、各グループごとにひらめいたことをもとに造形をしていきました。この授業では、粘土の可塑性により思い思いに形づくったり、協働して取り組む楽しさを味わったりしました。

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以下、学生のコメントです。授業の様子や学習の手応えが伝わってきます。
★私は今まで粘土を踏んでみたとがなく最初は戸惑いましたが、初めて感じる足の裏での粘土の感触が気持ちよく、とても面白くて、自然と笑顔になりました。子供にはこのような「感じる」ことが必要なのだなと身をもって知ることができました。粘土遊びは指先を使うので、脳の活性化に繋がり、創造力や表現力も高まるのではないかと思いました。今までは伝授・伝達型の教育・保育が多く見られましたが、今後求められる教育・保育の方向は創造型だということを学び、先生と子供がパートナーになって活動するという意識を持つことが大事なのだと思いました。「知ることは感じることの半分も大切ではない。」というレイチェル・カーソンの言葉にあるように、子供たちが感じ取る能力を大切に育てていくことが保育者には必要なのだと思います。見方・感じ方・行い方などの感性に関わることを中心とした教育が子供たちの成長を支えていくのだと思いました。


★子供にとって最も大切な「遊び=学習」を体験できるこの授業、私は大好きです。私自身が園児に戻り、園児になり切った気持ちでいつもこの授業を受けています。粘土を高く積み上げるだけなのに、グループの人や周りの人とたくさん話して、たくさん汚れて、たくさん汗をかきました。まさにこれが私の理想です。私が保育士になったら、園児達に友達とたくさんコミュニケーションをとって欲しいし、たくさん考えて表現して、そして探究して欲しいのです。人間にとって大事なことである活用力、人間関係形成力、自主・自律と聞いたとき、頭がよければいいというものではないんだなと思いました。つまり、学力のテストが全てじゃないんだなと思いました。幼児期の教育が一番大切ということが今日の粘土の授業でよく分かりました。(略)