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2018年度同窓会海外研修奨学金のご報告④(海外研修(オーストラリア))

聖隷クリストファー大学同窓会では、2018年度より母校援助の一つとして、在学生が「海外研修(3学部共通)・国際専門研修(学部別)」に参加するために必要な費用について、海外研修奨学金として資金を支援しています。

今回は海外研修(オーストラリア)の参加者の声をご紹介いたします。


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・研修を通して、オーストラリアの方々の温かさがとても印象に残っています。会った瞬間から大きな心で私たちを包み込んでくださり、失敗しても問題ないという温かい心で支えてくださいました。とても嬉しかったです。

 これは私たちだけでなく、患者さんにも同じでした。高齢者施設では、「適度なボディータッチが大切である」ということを教えていただきました。そこから患者さんは「愛」を感じ取ることができるのだそうです。私は、この言葉にすごく大きな印象が残っています。また、オーストラリアの病院のカルテは、紙に書かれていて、病室のドアに掛けて置かれていました。患者さんの情報だけでなく、看護師が何人で移乗できるかなど、細かな部分まで書かれているそうです。患者さんと看護師の両方のつながりが見え、日本にはない温かさをそこからも感じました。

 日本との違いを学ぶのはもちろんですが、同じ問題をどのように対応しているのかを見るのがとても勉強になり、新しい視点を学ぶことができました。このような学びができたのは、同窓会の方々がサポートしていただくことができたからこそだと思います。本当にありがとうございました。

(看護学部2年次生 鈴木さん)


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・今回の研修で、看護の考え方や見方の幅が広がっただけでなく、現地の方と交流した中で、現地の方の人柄の良さに感動しました。大学の先生方はもちろん、道ですれ違う人や尋ねた人たちは温かい雰囲気で迎えてくださいました。そのため、私はオーストリアの方の人柄の良さにとても感銘を受けました。病院の看護師さんも余裕を持った雰囲気で、日本の慌ただしく話しかけづらい雰囲気がありませんでした。私もこのような看護師になりたいと思いました。

 また、オーストリアは自然豊かで様々な固有の動物がおり、日本では経験のできないことをすることができました。研修も観光もとても貴重な体験ばかりで、有意義な時間を過ごせました。これも同窓会の皆様が奨学金の支援をしてくださったおかげです。ありがとうございました。

(看護学部2年次生 鈴木さん)


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・私がこの研修に参加しようと思ったのは、異文化に触れることに興味があり、オーストラリアの保険・医療・福祉の仕組みについて知りたいと思ったからです。

 2月の研修だったため、オーストラリアは真夏でした。夏のパース市は、空気がカラカラに乾燥していて日差しが強いですが、日陰に入ると涼しく風が心地よく感じました。オーストラリアはアートの文化があり、大学の建物はどれもユニークで、研修期間中にアボリジニの季節を表現したプロジェクションマッピングのお祭りにも行きました。

 研修では、講義や病院・施設見学を通して、オーストラリアと日本の保険・医療・福祉の共通点や違いを学び、オーストラリアの人たちの考え方などに刺激を受けました。これらは研修に参加しなければ得られない体験でした。

 今回の研修を全面的にバックアップしてくださった同窓会の方々に厚く御礼申し上げます。今後ますますプログラムが拡充し、よりたくさんの学生が海外へ出るチャンスがさらに広がればと期待しています。ありがとうございました。

(リハビリテーション学部理学療法学科3年次生 大西さん)


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・今回の研修でオーストラリアの保健制度、病院、福祉施設について学ぶことができました。オーストラリアの保険制度では診察、治療、入院の費用が無料になるということがとても印象的でした。また、見学した病院や福祉施設では患者さんの思い出の写真や小物を飾ることができたり、病院を思わせないようなエントランスになっていたりと、日本の病院ではあまり目にしないような工夫に驚きました。

 また、オーストラリアの理学療法士は開業権があり、医者からの指示がなくてもけがをした人の治療などをすることができ、講習を受ければ針治療や採血もすることができるということを知り、同じ理学療法士でも国によって大きな違いがあるということを学びました。

 オーストラリアと日本の違いを知ることで、自分の視野を広げる貴重な体験となりました。研修に参加させてくださった同窓会に感謝申し上げます。

(リハビリテーション学部理学療法学科2年次生 伊藤さん)