2024年度同窓会海外研修奨学金のご報告(春セメスター分)
聖隷クリストファー大学同窓会では、母校援助の一つとして、在学生が「海外研修(4学部共通)・国際専門研修(学部別)」に参加するために必要な費用について、海外研修奨学金として資金を支援しています。2024年度春セメスターでは2つの派遣プログラム(シンガポール国際看護実習・シンガポール海外研修)が実施されました。
海外研修奨学金を利用したプログラム参加者の声をご紹介いたします。(学年は研修当時のものです)
シンガポール国際看護実習
シンガポールは日本と同じように高齢化が進んでいる国です。そのため、シンガポールではどのような高齢者看護が行われているのか、日本との相違はあるのかということに興味を持ち今回の実習に参加しました。現地の学校でシンガポールにおける健康ニーズ、保険・医療・看護についての講義を受け、シンガポールの認知症デイケアセンターにて臨地実習をさせていただきました。また、シンガポールで使われている高齢者向けの日常アイテムやそれを紹介している施設見学を行いました。シンガポールの学生が考案したというアイテムが企業を通して商品化されておりシンガポールの学生の創造力に感銘を受けました。
認知症デイケアセンターでは、様々な国籍や民族の方と関わりました。シンガポールでは英語、マレー語、中国語、タミール語と四つの言語が公用語として使われており、施設利用者とスタッフは四つの言語を使用して会話をしていました。利用者との会話の中で言葉の意味を理解することがむずかしかった場面も多くありましたが、非言語的コミュニケーションや、相手の話したいことを予測しながら傾聴するなど、自分にできることを考えながら実習に取り組みました。
今回のシンガポールでの国際実習において、奨学金を頂き誠にありがとうございました。おかげさまで現地文化を理解するための視察費用に充てることができ、大変充実した研修を経験することができました。この貴重なサポートに心から感謝申し上げます。
(看護学部4年次生 塚本さん)
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この度は同窓会海外研修奨学金を給付してくださりありがとうございます。
私は9月1日から9月15日の約2週間、シンガポールのナンヤン理工学院と現地の認知症デイケアセンターにて国際看護実習を行いました。シンガポールは様々な文化や価値観を持った人が集う多民族国家です。デイケアセンターではスタッフの方々も高齢の利用者の方々も複数の言語を使い分け、様々な文化に基づいたイベントが開催されていることが印象的でした。多文化の中で得た貴重な経験と学びを、対象者の個別性を活かした看護を実践するうえで活用したいと考えます。
いただいた奨学金は研修費用の一部として使わせていただきます。あらためて同窓会からのご支援を心より感謝申し上げます。
(看護学部4年次生 橋本さん)
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