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同窓会主催のセミナーを開催しました。

2/17(土)、午前と午後でそれぞれ異なるテーマのセミナーを開催しました。


午前の部は「原点回帰:生活場面における認知症ケアの基本」と題して、本学社会福祉学部社会福祉学科長・介護福祉専門学校長の野田由佳里教授よりお話をいただきました。会場参加とオンライン参加、合わせて28名が参加しました。

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最初に野田先生から、ご自身の様々な地域における介護現場での経験、および介護という領域の歴史および将来についてお話がありました。その後、近年介護現場で認知症の患者に対する適切な配慮が介護職員から行われていないことについて説明があり、そうした中で介護職員が行うべき認知症ケアについての基本となる各対応について、野田先生の長年の経験や研究に基づく分かりやすい講義が行われ、充実した時間となりました。

参加者からは、「認知症に関する知識・接し方等学び直すことができた」、「日々現場で感じている疑問が少し晴れた。今日のお話を思い出しながら実践で活かしていきたいと思う」、「介護現場での取り組み方の再認識が出来た。今後も介護職でのプライドを持ちつつ、楽しく笑顔で仕事をしたいと思う、といったご感想をいただきました。


午後の部は「もしかして、こころの病? こころのケアについて考えよう」と題して、本学看護学部の清水隆裕准教授からお話いただきました。会場参加とオンライン参加、合わせて17名が参加しました。

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一般的な疾患と認識されるようになった「こころの病」をテーマに、具体的なこころの病の原因や初期症状、実際に生じる変化について理系的な視点と文系的な視点それぞれでの分析や、こころの病のケアをどのように行うべきなのか等についてお話しいただき、学ぶ機会となりました。

参加者の方々からは、「精神科と心療内科の違いやこころの病での理系的な見方、文系的な見方をはじめて知り、大変奥深いと感じた」、「こころの病(精神病)は薬と共感で対応する、というような理系的な部分がよく見られるため難しく感じていたが、今日の『文系的にみる病気』という視点で相手にどのようなことがおきているのかをとても分かりやすく知れて良かった」、「被害妄想が生じるシステムと妄想について否定も肯定もしないということについて、とても分かりやすかった」といったご感想をいただきました。

なお、3月2日(土)には、同じく同窓会セミナーとして「多職種におけるリハビリテーション -連携の中のジレンマと解決のための方略-」」を開催します。(聖隷クリストファー・リハビリテーション学会と共催)
専門職の方から一般の方まで、どなたでもご参加いただけます。ぜひお申し込みの上、ご参加ください。


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