「災害時の専門職連携~減災に向けて~」を実施しました。
10月8日(土)IPW(専門職連携)に関する公開セミナー「災害時の専門職連携~減災に向けて~」(浜松市社会福祉協議会共催)を実施しました。今回の講座では、地域住民と保健医療福祉の専門職者が災害時にどう連携・協働するかについて講義と演習で学びました。災害時の連携については東日本大震災を受けて関心が高く、地域の保健医療福祉の専門職者、浜松市社会福祉協議会職員、民生委員・児童委員、地域や企業で防災の役割を担う者など97名のご参加をいただきました。ありがとうございました。
講師は、保健医療福祉の専門職連携(IPW)推進のための教育・研修(IPE)に取り組んでいる田村 由美 氏(滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科 教授)と、ジャーナリストとして東日本大震災の現場に地震発生直後に入り、避難所の食の支援や取材を行ったキエルト・ドゥイツ氏。田村氏から「IPWとは?」「なぜ災害時にIPWか?」「IPWに必要なこと」等の講義、ドゥイツ氏から被災地の困難な状況のお話と、ある避難所のリーダーへのインタビュー映像の紹介の後、田村氏の提示するシナリオと課題についてのグループワークを行いました。
参加者からは講義と演習を通して「まずは自身の強みや能力を知り、他者と一緒に協働していくことが第一なのだと感じた」「リーダーの大切さ、自分からコミュニケーションをとることの大切さが学べた」「普段なかなか接点のない他職種とのグループワークは本当に勉強になりました」「講義も話し合いも、自分の気付かなかったところや改めて感じる事が多かった。実際の災害の場を想像することができたこともよかった」等の声が聞かれました。
※共催の浜松市社会福祉協議会さんのHPでも紹介がされていますのでご覧ください。
講師の田村先生(右) 、ドゥイツ氏(左)
グループワークの様子