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2021年6月28日 (月)

ワクチン接種の期待と油断

7月21日から始まる東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、新型コロナウイルスの感染拡大のため開催が危ぶまれましたが、政府の「安全安心の大会」「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴」​というスローガンのもと、不条理とも思える方針で開催が決定されました。その足元では、首都圏を中心に感染再拡大(第5波)の予兆が見られ始めています。世論は賛否両論、変異株(デルタ株やさらなる変異)の猛威と感染再拡大の不安が募ります。しかし開催するからには、アスリートのbest performanceを期待したいとも思います。

 

頼みの綱はワクチン接種です。迫る東京2020大会も見据えて、ワクチン接種が加速し、企業や大学でも始まりした。1日当たり100万回を超える状況だと報道されています。本学も病院や施設、地域等での実習もあることから、グループ病院のご協力のもと、その効果とリスクを理解した上で希望者にワクチン接種を始めています。しかし、ワクチン接種後も感染リスクがあります。変異株の蔓延が懸念されます。コロナウイルスは、身近に辛抱強く潜んでいることを忘れてはなりません。最大のリスクは油断です。

 

学内ではこの春セメスターも通常の教育を守り、無事に2/3を終えることができました。ここまでの学生皆さんの感染予防の取り組みと、教職員の教育・指導に頭が下がる思いです。「油断大敵」を肝に銘じ、このまま日々の学修が守られることを願うこの頃です。