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2024年7月24日 (水)

インドネシア国立ハサヌディン大学との交流協定(MOU)を締結と人材育成の発展

 本学は、7月12日、インドネシアの国立ハサヌディン大学と大学間交流協定(Memorandum of Understanding; MOU)を締結しました。国立ハサヌディン大学は、インドネシア国内でトップ5にランキングされる国立大学で、東インドネシアで最も大きな規模を持ちます。このMOUを基に、医療・介護の人材育成の課題解決に向けた具体的な施策を検討していきます。

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 日本は少子高齢化が急速に進行し、これから益々、医療・介護職不足が大きな問題となります。2024年の出生数は70万人を割り込む公算が大で、出生数回復にも期待が持てません。特に静岡県は若者の流出が顕著で、大学進学に伴って東京や名古屋などの大学に進学し、卒業後も帰ってこないケースが多い状況にもあります{2021年のデータでは、18歳人口34,622人、高校卒業者数31,948人、大学進学者数16,879人大学進学率48.8%、自県進学率28.5%)}*。地域の保健医療福祉・教育保育の人材養成を支える本学としては、県内及び近郊からの進学者を確保するとともに、国外からの進学者や就労者の確保にも注力したいと考えています。

 

 インドネシアは人口が2億7000万人を超え、若者の人口比率が高く、特に地方都市においては大学を卒業した学生の就労先が限られたり、大学院等の教育機会が乏しかったりという現状があるようです。インドネシアの豊富で優秀な若手人材と、本学の医療・介護・福祉・教育に関する高度な専門性という長所を生かし、国境や文化を越えて互いの長所と短所を補完し合うことで、これまでに無い課題解決の方法と付加価値の創出が可能になるでしょう。

 

*(参考)2040年の各都道府県進学者数等推計(2021年基準)