校長日記 1月24日
校長日記では、専門学校での小さな出来事、
私の好きな言葉や書籍を紹介しています
詩集を手にすることが多く、好きなのは谷川俊太郎さん
藤川幸之助さんです
たまにはと思って図書館で俵万智さんの短歌集を手にしてみました
『あいのうた』
寝たきりの祖父のベッドにもぐりこみ ともに笑った最後の思い出
おばあちゃん昔ろ変わらず歩く土手また教えてね花の名前を
大きくなったね小さくなった祖母の手に訳もわからず泣きたくなった
段々の祖母の記憶は落ちてゆき残ったものは花のようだった
認知症「好きな一から忘れていく」嫌いで良いよ覚えていてよ
自分さえ忘れてしまった祖父だけど思い出は僕が覚えている
留守番に元気な頃の祖母の声機種変更できないでいる
「おじいちゃんは死んだらどこへ行っちゃうの」「好きなおまえの胸の中だよ」
僕がいつ来たかは忘れる祖母だけど僕が来るのを楽しみに待つ
ごめんねと言わせる祖母の遠い耳ならば上げよう届くまで声を
どうしても高齢者や、介護に関する短歌に目が留まります