夏山登山の事故防止について

※以下スポーツ庁HP/令和元年7月 山岳遭難対策中央協議会資料より引用

▶夏山登山の警告文

夏山を楽しむために道迷い、転倒、体調管理に要注意
令和元年7月 山岳遭難対策中央協議会

「登山計画書の作成と提出は山頂への第一歩目です」


例年、登山者が増加する夏山シーズンには遭難事故も増加します。
とりわけ、遭難者に占める中高年登山者の割合は7~8割と高く、道迷い、転・滑落、転倒などの事故が多発しています。
道迷い遭難の背景には、登山コースの事前学習不足や地図とコンパスの不携帯、地図読みスキルの不
足等の原因があります。
転倒事故では、「つまづき」や「スリップ」といった些細なミスが原因となって、骨折等の重傷を負うケースが目立っています。山の中で大きな怪我をしてしまうと自力での下山は難しくなります。最後まで笑顔で登山を続けるために、一歩一歩慎重に歩きましょう。
また、夏山の天気は午後から崩れやすい傾向にあるので、「早発ち、早着き」が基本です。夕立が降る前に目的地に着いて、ゆっくり体を休めながら翌日のルートを再確認しましょう。余裕のある行動は夏山の楽しさと安全性を倍増させます。
皆さんの夏山登山が良い思い出になるように、次のことに留意してください。

○ 道に迷わないように登山地図アプリを活用しましょう
自分がどこにいるかわからなくなったら地図もコンパスも役に立ちません。現在地を知るためにスマートフォン用の登山地図アプリの活用をお勧めします。正確に現在地を把握することができ道迷いを防ぐことができます。


○ 入念な登山計画を立てましょう
登山は計画する段階から始まっています。対象山域の最新情報(山岳情報、気象情報、火山情報
等)を入手し、入山中に考えられるリスク回避の対策を前もって立てるようにしましょう。

○ 次の一歩に集中しましょう
登山では、たった一歩の踏み間違いで大怪我をすることがあります。慎重に歩いて、自分の足で帰りましょう。


○ 水分をたくさんとりましょう
リュックを軽くするために飲み物を減らすのは絶対にやめてください。水分不足は熱中症や高山病のリスクを高めます。水分補給の目安は、次の式を参考にしてください。
必要な水分量(ml) = 体重(kg) × 行動時間(時間) × 5

○ 常備薬を持ちましょう
登山は体に大きな負担がかかります。体力の消耗だけでなく、標高の高さによる低酸素や流した汗による脱水、テントや山小屋生活でのストレスなど、目に見えない負荷がかかっています。
常用している薬がある方は必ず持参してください。

○ ヘルメットを着用しましょう
転・滑落や落石の危険がある場所ではヘルメットを着用しましょう。毎年、「ヘルメットさえかぶっていれば・・・」という悲しい遭難事故が起こっています。

「夏山装備チェックリスト」

「山岳遭難が多発しています!!」

「登山前からの最新の気象状況把握が重要」気象情報の入手先

「主な山岳地の登山についての問い合わせ」