« 可愛い、そして逞しい卒業生(*^。^*)その2 | メイン | 古川班 順調~ »

2016年3月 2日 (水)

えんしゅう介護福祉サービス研究会報告(第7回)

 介護福祉学科の落合です。

 毎回このブログでご紹介させて頂いています「えんしゅう介護

福祉サービス研究会」ですが、2015度第7回は、本学同窓会

主催のセミナー 「静岡の介護実践報告会」にコラボレーション

させて頂きました。

Dsc_8297

 同窓会役員さんとともに受付を務めたのは、本会の世話人をし

て下さっている、特別養護老人ホームおおしまの平尾さん他3人

(お二人は特養・西之島の郷)でした。

Dsc_8323

 白梅会研修担当の河内さん(本会世話人)は、ご自身が執筆さ

れたプリセプターに関する図書と研修制度に関する図書を紹介・

販売しておられました。

Dsc_8307

 最初のプログラムは三好春樹氏によるご講演。「介護とは何か」

ということで、介護の本質について、いつもの素晴らしいトークで

会場を沸かせながらお話し下さいました。

  特に「野生の介護」の件では、介護福祉実践を行う上で大切

にしなければならないこと、その本質を明らかにして下さったと感

じました。

Dsc_8333

 プログラムNo2では、3事例の介護実践報告がなされました。

 最初は、本会世話人をしていただいている(社福)七恵会増田

理事長さんが施設長を務められている浜松中央長上苑の足立

介護係長さんによる、施設での利用者支援に関する様々な仕組

づくりに関するご報告でした。

 介護職員さんたちが主体的に様々な仕組みを作りやすくする

ための工夫について学ばせて頂きました。

Dsc_8335

 次に、やはり本会世話人の松島さんが介護主任を務める西之

島の郷さんによる実践報告。精神障害があり、入居当初は様々

な困難を抱えておられたご利用者の方に対するトータルケアが、

その利用者さんの安心、豊かな生活(人生)をもたらしたという

素晴らしいご報告でした。

Dsc_8340

 最後の実践報告は、高口光子さんが立ち上げに関わり、全国

的に有名な老人保健施設鶴舞の城の介護職員さんによるグリ

ーフケアに関するご報告でした。ターミナルケアの中でも重要な

グリーフケアをしっかり行うためには、ターミナル期に入る前段

階から、その時を意識した関わりや相談支援が重要であるとい

うことを実感できる素晴らしいご報告でした。

Dsc_8349

 プログラムNo3は、高口光子氏による「虐待はなぜ起こるのか」

というテーマでのご講演でした。

 虐待、不適切ケアが起こる背景について詳しく説明した上で、

打開策の一つとして介護職員が孤立しないようにすることが重要

であり、そのために介護職員は、自分の経験を共通体験のある

人(他者)に話すことにより、自身が感じているストレスを共同主

観としていく必要があるということを示されました。

 4時間という時間があっという間に過ぎてしまい、名残惜しい

幕となりました。参加された180名近い皆さんが多くの気づき

得られたことと思います。

 私自身、本当に良い学びをさせていただきました!

※えんしゅう介護福祉サービス研究会にメールアドレスを登録

して研修情報を得たい方は、以下のアドレスにご一報ください。

 08d002@g.seirei.ac.jp

(えんしゅう介護福祉サービス研究会事務局・落合)