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2016年2月24日 (水)

介護実習Ⅰ-② 介護付有料老人ホームにおけるスーパービジョン

介護実習Ⅰの実習のねらいは、主に、人間関係を深めるコミュニケーションの実践と
介護を必要とする人のいろいろな生活場面における個別ケアの実際を学ぶことにあります。

1年次生3名が実習した施設は、主に介護付有料老人ホームのケアステーションです。

介護付有料老人ホームは、入居者の多くが社会的に活躍された高貴な方です。
学生にとって、そのような方々とのふれあいは、
自立支援(利用者本位)の本質を学ぶことができる貴重な体験になります。

この日は、実習5日目、最後のスーパービジョンでした。
実習指導者さんとフロアーの責任者さんが出席くださり、
学生たちの実習体験を「自己の傾向(価値観)」、「尊厳を守る声かけ」、
「羞恥心をおさえて、学生への学びの提供」へと学びを深めてくださいました。

とりわけ、実習指導者さんが学生に話された
「われわれは、介護の専門職として、本人の意向を尊重し、最善のサービスを提供する」は、
同席した杉山の心にも響きました。

スーパービジョンとは、社会福祉施設・機関において実施されるスーパーバイザー
(施設の責任者、実習指導者)によるスーパーバイジー(学生)に対する
管理的・教育的・支持的機能を遂行していく過程をいいます。

ホテルのような雰囲気の介護付有料老人ホームの玄関です。

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渡り廊下の外には、古木に白梅・紅梅が見事に咲いていました。

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実習指導者さんとフロアーの責任者が揃ってスーパービジョンに出て下さり、
学生の実習体験から学びを深めてくださいました。

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指導者さんと一緒に、とても、いい顔をしている3名の学生さんです。

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3階ケアステーションのカウンターです。雛人形が飾られていました。

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このように、学生は実習を受け入れる配属先の介護福祉士の
大先輩である実習指導者さんから、助言・指導を受けながら
介護福祉の専門職として育成が図られるのです。

最後に、実習指導者さんより、3名の学生さんへ
3年後の就職のオファーがありました。


なお、ブログに掲載するにあたり、施設の許可を得ています。

                                        (教員 杉山せつ子)