施設見学に行ってきました(ウイズ その②)
介護福祉学科 教員の中村と佐野です。
ウイズの施設見学の続きのご報告です。
ウイズでは視覚障がい者が中心となって仕事をしています。
見えないなかでどのようにしたら仕事ができるのか・・・
「私たちの身近な道具」 プラス 「工夫」が、あちらこちらにありました!
こちらは、名刺の点字印刷の時、上下がわかるようにしるしをつけるための道具。
「穴あけパンチ」に名刺サイズに合わせて「木で枠をつけたり溝を作る」工夫がされています。
枠と溝でずれることなく一つ一つ同じ位置にしるしをつけることができます。
こちらは、広報はままつの点字印刷物を綴じるための道具です。
「大型のホッチキス」に広報はままつサイズに合わせた板にホッチキスを固定して、「綴じる時の位置確認のための溝」が作られる工夫がされています。
作業途中で針が無くなっても自分で補充ができるように予備の針ケースも板に一緒に固定されて作業がしやすそうです。
道具以外のかわいい工夫もありました。
これは、ウイズで製造・販売しているマグネットで、盲導犬のゴールデン・レトリバーがモデルとなっています。猫型もあります。
点字印刷に使用した銅版が再利用されています。
隅で怪我をしないように、型抜きした後一つ一つヤスリがけをする工程です。
捨てられるものもアイディア次第で「仕事」となり「素敵な製品」となるんですね!
社会で仕事をする事、工夫次第で可能性が広がること・・・たくさんのことを改めて考え、学ばせていただきました!
学生のみなさんも、積極的なボランティアや見学を通して大学にはない学びをしてみてはいかがですか?
(写真は許可をいただき掲載しております。ウイズのみなさま、ありがとうございました。)