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2014年4月 4日 (金)

被災地ボランティア報告

臨床介護福祉学科3年生の垣原仰太です。

私は2年生の春休みを利用して、単独で仙台の牡鹿半島の漁村(泊浜)に行ってきました。 そこでは主に、わかめ漁のお手伝いをさせて頂きました。

往復の道中は青春18切符を利用しての移動でしたので、非常にキツかったですが、とても貴重な体験ができました。

私はこの体験を通して、一つ反省をしたことがあります。それは「何かできれば…」という思いで、ボランティアに行ったのにもかかわらず、しっかりと計画を立てていなかったため、移動手段や食事などで何度か現地の人達のお世話になってしまったことです。

今回、行った泊浜はこの時期、ワカメの収穫が最盛期を迎えていて、「少しでも人手が欲しい」と言っている方もいました。また、ほとんどの方の住居は仮設住宅で「冬は寒いし、とても狭い」とおっしゃっていました。

震災から3年たったので「もうほとんど復興しただろう…」と考えている方や震災のことを忘れかけていた人が、もしいらっしゃれば一度現地に足を運んでみてください。私達の感覚からすれば「もう3年たった」かもしれませんが、被災地の方々の感覚は「やっと8ヶ月たったかな!?」くらいだそうです。そのくらい復興というには、程遠い状態が現状です。私は今回、被災地に行って「忘れてはいけない!!風化させてはいけない!!」と強く感じました。

この思いは、介護の現場でも、利用者さんに「思いを寄せる」ことに通じるな、と学ばせて頂きました。これは、自分の中で最も大切にしていきたいことです。今回の反省を活かしつつ計画を立て、次に東北に行くときにはもっと有意義な働きができればな、と考えています。

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