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2013年12月 2日 (月)

卒業発表会(杉山ゼミ)

介護福祉学科教員の杉山ゼミです。

杉山ゼミでも卒業研究発表会が行われました。P1040889

この学生さんは、認知症高齢者の「帰宅願望」に注目し、テキスト『認知症の理解』を対象に調査を行いました。

「帰宅願望」の対応こそが認知症高齢者の生活支援を学ぶ上で重要だということ。その対応の基本となるのがケアワーカーとの信頼関係であり、チームアプローチによる安心できる環境と述べています。

この「帰宅願望」は、彼が1年次の介護実習から、あたためてきた問題意識です。

自分の知りたいテーマであったことから、大学生活で一番頑張った卒業研究になりました。

主体的に学ぶと、こうも人を素敵に成長させるものかと驚いています。

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一方、この学生さんは、ユニットケアの創始者の原点の理解から、その重要性を意識し、文献レビューをし、ユニットケアについて一般の人にどのように周知されているのかという問題意識から、新聞記事を対象に調査を行っています。

その結果から、ユニットケアの原点を一般の人に知ってもらうことで、施設におけるユニットケアが機能することを考察しています。

文献研究は、コツコツ地味な作業ですが新事実を発見した体験は貴重です。卒業後、研究的仕事をしていく素地が出来ています。

聖隷クリストファー大学で「介護福祉を学ぶ」価値がここにあります。

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