国立駿河療養所(国立ハンセン病療養所)見学
こんにちは
ふくし の しずく の伊熊公一です!
本日は、7月7日(日)に御殿場まで、国立ハンセン病療養所に行ってきたので、そのことについて報告させて頂きたいと思います。
少々、真面目にはなりますが、お付き合いください
みなさん!早速ですが、「ハンセン病」を知っていますか?
ハンセン病は、皮膚や末梢神経を侵し知覚麻痺をおこす病気で、感染力は極めて低いとされています。そして、現在では、治療法も見つかっている病気であります。しかし、神経は破壊が進むと完全に再生しないため、この病気は長い間「治らない病気」と誤解され、患者とその家族は社会の偏見と差別に苦しめられていたのです。しかも、この病気の、偏見や差別は国の政策により助長され、隔離政策という人権を無視した行為までもが国の手によって行われていたという歴史があるのです。ここでは、その歴史を語りきることはできないので、気になる方には「ハンセン病」についてご自身で調べていただくことをお勧めします。きっと、福祉のありかたについて多くのことを考えて頂けると思います。
8:50分に浜松を出て、療養所に着いたのは12:30分
とても、長い旅でした。
療養所の入り口には旗が掲げてあり、そこからも多くのことを考えさせて頂きました。
介護の面からでは、入所者に複数の障害が重なることから、高度な知識を有した専門職が多く必要とされているということでした。そして、「その人らしさ」や「その人ができること」を追求した介護の実践が強く求められていました。
療養所内には納骨堂があり、お線香をあげさせていただきました。
まだまだ、語りきれないことが沢山ですが、、参加メンバーには、この一日多くのことについて考えて頂けたと思います。
そして、最後に当日お世話になった、入所者の方と記念撮影
ほんと、一日ありがとうございました!
みなさんも、一つひとつの問題を人ごとにせず、「問題を知る」「実際に現地に行く」などして実際に自分も当事者となって考えてみませんか?
みんなで、助け合える!考え合える!そんな社会の形を一緒に目指していきましょう