秋セメスターの始まり―ウェルビーイングなキャンパスライフを
9月の連休が明け、秋セメスターが始まりました。キャンパスに学生たちの姿が戻り、夏休みにさまざまな経験や学びを得た皆さんの表情から、大学全体に活気が満ちているのを感じます。
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私はこの夏休み中、2028年度に開設予定の「ウェルビーイング学環」について、高校や行政機関、企業などを訪問し、意見交換と広報活動を行っていました。
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対話を通して、「ウェルビーイング(Well-being)」という言葉が広く浸透してきたことを実感しています。ウェルビーイングは一見、新しい概念のように思えますが、実は1946年のWHO(世界保健機関)による「健康の定義」の中にすでに示されています。また2011年には、OECD(経済協力開発機構)が経済的発展からウェルビーイングの追求へ舵を切る声明を発表し、現在では行政の施策や企業の経営方針にも深く取り入れられるようになりました。
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古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「人生の目的は幸福の探求である」と語りました。私は、ウェルビーイングとはまさにこの「幸福を探求する生き方」そのものであると考えています。それは単なる「幸福」という“名詞”ではなく、自ら幸せをつくり出していく主体的な行動、すなわち”動詞“なのです。
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アリストテレスは、人間の真の幸福とは、外的な快楽や評価に依存する「ヘドニア」ではなく、内面的な成長や人格の完成を目指す「エウダイモニア」であると考えました。つまり、ウェルビーイングが意味する「幸せ」とは、単なる一時的な感情や満足感ではなく、自らの内面を深めていく生き方そのものといえます。思いやりと愛を実践すること、社会に奉仕・貢献すること、そして自身に与えられた責任や役割を自覚し、知恵と行動力をもって果たすこと―こうした内面的な豊かさをもち、主体的に前向きに生きることこそが、ウェルビーイングな生き方にほかなりません。
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学生の皆さんが今セメスターも自らの成長を主体的に促し、内面的な充実感をもって、ウェルビーイングなキャンパスライフを過ごせるよう、心から願っています。