「能登半島地震~復興への願いと祈り~」
家族団らんで迎えた穏やかな正月は、午後4時過ぎに発生した能登半島地震で一変し、甚大な被害と大きな悲しみをもたらしました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災され、不安な日々を過ごされている方々へ心よりお見舞い申し上げます。
発生から4週間が経ち、住民の皆さん、行政、医療従事者、ボランティアなど多くの方々が、被災された人々の日常の生活を取り戻すため、懸命に活動を続けておられます。
大学でも、学生主催による募金活動が始まりました。少しでも何かの助けになればという、復興への願いと祈りによるものです。彼らが卒業し、それぞれ保健医療福祉及び教育・保育の専門職者となって、災害後の救急医療や、避難所や高齢者施設などでの健康や生活、教育支援に直接携わるのだろうと思い、活動を見守っています。今はそのための、大切な準備期間でもあります。
「あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」(使徒言行録20章34~35節)。難しいことですが、心にとめておきたいと思います。