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3/18(土)2016年度 第 11 回年次大会を開催しました。

3/18(土)、社会福祉学会の2016年度 第 11 回年次大会を開催しました。

「災害時・非常時におけるソーシャルワーク」をテーマに、講演及びパネルディスカッションが行われました。


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奥田知志氏(NPO法人「抱僕」理事長、日本パブテスト連盟東八幡キリスト教会牧師)講演「最も小さくされた人々に偏った支援を行うー災害時に狭間に置かれた人々への支援を考える」においては、①東日本大震災後、蛤浜で行った奥田氏が運営するNPOと生協との連携活動と支援活動を通して学んだこと、②熊本大地震後に行った支援活動を通して学んだことを中心にお話しいただきました。


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 奥田先生が強調されていた、①もっとも小さくされたものへの偏った支援を小さくかつ継続的に行うこと、②当事者から聴き、学ぶ姿勢を持つこと、③困窮者の課題を経済的困窮と関係的困窮としてとらえること、④絆の相互性を尊重することについて、実践活動と結びつけて理解することができました。


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パネルディスカッションでは、安間孝明氏(NPO法人トータルケアセンター代表)から、法人設立の経緯等、これまでの活動の足跡等をご紹介いただき、平井章氏(社会福祉法人十字の園理事長)からは、東日本大震災や熊本大地震後の支援におけるつながり(ネットワーク)の重要性を示唆するお話を頂きました。お二人のパネラーのお話の後、会場との意見交換が行われ、「当事者性」の重要性等について理解を深めることができました。