Eメールでは、数MB以上のファイルを送信することができません。学外の方へボリュームのあるPowerPointのファイルを送るときなどに、よく相談を受けます。
Gmailの場合には、現在約20~25MBとなっているようですが、受け取る側で、メールボックスの制限や、受信サイズの制限に引っ掛ってしまうこともあります。
受信する方のことを考え、1通2MB程度におさえておくのが望ましいです。
そこで、Eメールの代わりにファイルを送信する手段として、ファイル転送サービスがあります。とにかくすぐ送信したい方や、送信する機会がたまにしかないような方には、会員登録不要・無料のサービスをよく案内しています。
代表的なもの3つです。
・FilePost 250MBまで。
・データ便 300MBまで。
・firestorage 1ファイル2Gで20ファイルまで。
いずれのサービスもだいたいの流れとして、利用規約に同意し⇒ファイルを選択⇒送受信者のメールアドレスを入力し⇒メールを送信する、といった手順です。
保存期間が決まっていますので、受信者の方に連絡を入れておくのをお忘れなく。
余談:まだこのようなサービスが一般的でなかった頃のこと。
送信者Aさん「資料は、宅ふぁいる便で送りました」
受信者Bさん「え?宅配便?今日は来てないですよ」
送信者Aさん「たくふぁいるびんですよ」
受信者Bさん「たくはいびんですよね?来てないですよ」
送信者Aさん「ふぁ・い・る便ですよ。」
受信者Bさん「え?ふぁいる便てバイク便か何か?」
送信者Aさん「ふぁいる便のメール届いていませんか?」
受信者Bさん「メール?なんで?」・・・
なんて話のかみ合わない電話のやりとりもありました。(なお、宅ファイル便はユーザ情報登録が必要ですので、繰り返し使う方には良いでしょう)
余談の方が長くなってしまいましたが、相手の方のことを考えるのが大事ですね、という事例でした。