7.ハラスメント

ハラスメントとは

 同じ大学・学校で教育を受け学び合う関係者の間で、適切な教育・研究指導のレベルを超えて
行われるいじめ、いやがらせ、人格と尊厳の否定、権利の侵害にあたるような行為をハラスメント
と言います。いわゆるパワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、セクシャル・ハラス
メントなどと呼ばれているものがそれに含まれます。
 身体的暴力、ことばによる攻撃、容赦ない叱責、罵倒、脅し、極端な無視、冷遇、事実無根の
言いがかり、八つ当たり、差別的な扱い、性的な行為の押しつけ、性的からかい、ストーカー行為
などによってハラスメントは行われます。

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こんな行為がハラスメントに

<アカデミック・ハラスメント>の事例

1. 学習・研究活動妨害(教育・研究機関における正当な活動を直接的・間接的に妨害すること)
2. 卒業・進級妨害(学生の進級・卒業・修了をせいとうな理由なく認めないこと。また、正当な理由なく単位を与えないこと)
3. 選択権の侵害(就職・進学を妨害すること)
4. 指導義務の放棄、指導上の差別(研究指導や教育を怠ること、また指導下にある)
5. 不当な経済的負担の強制(本来研究費から支出すべきものを、学生等の自費で負担させる行為など)
6. 研究成果の搾取(研究論文の著書を決める国際的ルールを破ること、アイデアの盗用)
7. 精神的虐待(本人がその場に居るか否かにかかわらず、学生等を傷つけるネガティブな言動を行うこと ※発奮させる手段としても不適切な場合がある)
8. 暴力(殴る、蹴る行為、酒席で暴力を振るう行為)

9. 誹謗、中傷(虚偽のうわさを流す、言いふらす行為など)
10. 不適切な環境での指導の強制(必要のない深夜・徹夜・休日指導等の強要、他人の目の行き
   届かない状況での個人指導など)
11. 権力の濫用

・不当な規則の強制(アルバイト禁止、「◯◯とは一切口をきくな」など)
・不正・不法行為の強要(研究データの捏造・改ざんの強要など)
・その他(プライベートな行動に付き合うことの強制、送り迎えの強要など)
12. プライバシー侵害(必要以上にプライベートなことを知ろうとしたり、プライベートなこと
   に介入しようとしたりすること)
13. その他、学生等に対する蔑視、侮辱的な言動

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<パワー・ハラスメント>の事例

1. 言葉や態度による暴力、罵倒や冷遇

・人格を侵害する発言(無能、ばか、やめてしまえなど)
・職務遂行上の失敗やミスを、繰り返し非難し、人前で大声で叱責すること
・挨拶したり仕事の事で話しかけても無視すること
・正当な理由なく特定の人に対して、仕事を割りふらない、業務遂行上必要な情報を伝えない、業務上の指導を放棄すること

2. 暴力(殴る、蹴る行為。酒席で暴力を振る行為)


3. 不適切な環境下での仕事の強制(必要のない深夜、徹夜、休日労働等を強要する。他人の目の行き届かない状況での仕事の強制する。)


4. プライバシーの侵害(飲み会などへの参加を無理強いする。職務上知りえた当人の情報やうわさを周囲に告げてまわり、当人の職場での居心地を悪くする。)

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<セクシュアル・ハラスメント>の事例


1. 性的な関心、欲求に基く言動

・体のサイズを聞くなど身体的特徴を話題にすること
・聞くに耐えない卑猥な冗談を交わすこと
・体調が悪そうな女性に「今日は生理日か」、「もう更年期か」などと言うこと
・性的な経験や性生活について質問すること
・性的な風評を流すなど、性的なからかいの対象とすること
・ヌードポスター等を職場に貼ること
・雑誌等の卑猥な写真・記事等をわざと見せたり、読んだりすること
・職場のパソコンのディスプレイに猥褻な画像を表示すること
・身体を執拗に眺め回すこと
・食事やデートにしつこく誘うこと
・性的な内容の電話をかけたり、性的な内容の手紙、Eメールを送りつけること
・身体に不必要に接触すること
・不必要な個人指導を行うこと
・浴室や更衣室等をのぞき見すること
・性的な関係を強要すること
・出張への同行を強要したり、出張先で不必要に自室に呼ぶこと
・自宅までの送迎を強要すること
・住居等まで付け回すこと

2. 性別により差別しようという意識に基く言動

・「男のくせに根性がない」、「女には仕事を任せられない」、「女性は職場の花でありさえす
ればいい」、「女は学問などしなくても良い」などと発言すること
・成人に対して、「男の子」、「女の子」、「僕、坊や、お嬢さん」、 「おじさん、おばさん」など、
人格を認めないような呼び方をすること
・女性であるというだけでお茶くみ、掃除、私用等を強要すること
・女性であるというだけの理由で仕事や研究上の実績等を不当に低く評価すること
・カラオケでのデュエットを強要すること
・酒席で上司や特定の教職員のそばに座席を指定したり、お酌やチークダンス等を強要す
ること
・性的指向や性自認をからかいやいじめの対象とすることこと

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被害を受けたり、被害を見たり聞いたりしたら


 聖隷クリストファー大学は、誰もが安心して学び、研究し、安定した学生生活を送ること
ができる環境をつくり、ひとりひとりの人格が尊重され、それぞれの能力が最大限に発揮で
きる大学を目指しています。
 ハラスメントは、誰もが安全で快適な環境で学び、研究し、安定した学生生活を送る権利
を侵害する行為です。被害を受けると心身に不調をきたす、不本意な進路変更を余儀なくさ
れたりすることがあります。その結果休学や退学にまでつながることもあります。

■相談や申し立ての前に
・被害にあった日時、内容などを記録しておきましょう。 
・ひとりで悩み、我慢していては問題は解決しません。まず身近な、信頼できる人に相談
しましょう。

■被害の申し立てや相談ができるのは 
・被害を受けた本人、または受けていると本人が思っている方
・第三者として被害を目撃した、または被害者の代理人として相談したい方
・加害者だと疑われている、または疑われているのではないかと心配している方
・在学生で、実習施設など学外者からハラスメントを受けている方
・卒業生や退学者で、在学中にハラスメント被害を受け、その加害者が在籍・在職している方

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ハラスメント相談窓口


 教員及び職員の中から相談員を選任しハラスメントの相談に対応しています。被害にあって
いる方、ハラスメントを受けているのではないかと悩んでいる方、また第三者としてそれらを
見聞きしている方は、相談員に予約をとり面談をする、または手紙やEメールにより相談して
ください。
 相談員は、相談者の悩みを受け止め、問題を整理し、ケースを見極め解決のため採り得る選
択肢の情報を提示して、相談者の意思決定を援助します。学部、研究科、学校などに関係なく
ケースに応じて相談しやすい相談員、教職員に相談することができ、また、相談窓口専用メール
も設けています。
 相談・解決に向けたプロセスにおいては、相談者が不利益な扱いを受けたり、相談したこと
により二重に傷ついたりしないように十分配慮し、プライバシーは厳重に守ります。安心して
勇気を出して相談してください。

<こちらに相談してください>
 ▶ハラスメント相談員一覧

メール相談窓口:
harassment@seirei.ac.jp

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ハラスメントの解決に向けて


 相談員への相談により解決、調停に至る前の調整、話し合いによる解決のための管理者に
よる調整、さらに調停員による調停、調停不調の場合やハラスメントの内容が悪質・緊急と
判断される場合は調査・対策委員会による救済など規程を定めて状況に応じた解決方法を用
意しています。詳しく聖隷学園ホームページをご覧ください。