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2018年7月24日 (火)

小児看護学領域統合実習:実習のまとめと小児看護専門看護師(CNS)の講義

 統合実習は、4年次における臨地看護学実習のまとめであり、4年間の集大成の実習です。小児看護学領域では、3-4年次の臨地看護学実習とは異なる施設に学生を配置しています。学生には、高い看護実践能力を有する看護職として成長できることを期待しています。

 統合実習の配置期間は2クールとして、それぞれのグループごとに実習のまとめと小児看護専門看護師(CNS)による講義を取り入れています。担当は、本学大学院看護学研究科の高度実践看護師コース(小児看護学領域)を修了し、資格を取得した聖隷三方原病院と聖隷浜松病院で実践を重ねているお二人です。

 実習配置は、6月25日~7月6日と7月9日~7月20日、それぞれ2週間です。第1グループは、7月6日(金)に実習のまとめを行いました。統合実習における各施設のグループのまとめと、学生個人の実習テーマの学びを発表していきます。

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 そして、小児看護CNSによる、日本看護系大学協議会「専門看護師制度」について、看護職としてのキャリア形成につなげるため、高度実践看護師の役割などの講義があります。

 興味のある方は、「看護学研究科 博士前期課程→ CNS・CNAを目指す方へ」をご覧ください。詳細はこちらをご覧ください。

 また、小児看護における事例についてグループで話し合い、「子どもの思い」「家族の思い」「看護支援」について発表しています。

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第2グループは、7月20日(金)に実習のまとめを行いました。

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<指導教員コメント>

 学生の皆さん、統合実習、本当にお疲れ様でした。皆さん小児看護学が第一希望なだけあって、イキイキと、そして主体的に実習していました。4年間の集大成ということもあり、実習だけでなく最後の発表も素晴らしい内容だと思いました。小児看護に興味のある学生さんはぜひ、小児看護専門看護師を目指してください!応援しています!

                                 山本智子

 小児科外来での実習では積極的に受診に来ている親子に話しかけ、その親子との会話から必要な看護を考えながら実習を行っていました。発表内容についても学生それぞれが学んだことを共有しあい、主体的に発表に向けて準備をしていました。発表会ではどのグループも実習場所の特徴を捉えており、皆さんの成長を実感しました。小児専門看護師との話し合いもあり、小児看護の奥深さをさらに感じることができたかと思います。お疲れ様でした。

                                小出扶美子

<指導教員兼科目責任者コメント>

 学生は実習の記録、課題レポートの作成もある忙しい中、実習場別のグループごとに決められた時間内に上手に発表して、学びを共有できていました。さすがに最後の実習だと感心しました。専門看護師の講義はちょっと難しい点もあったかもしれませんが、なかなかない貴重な機会であり、将来に向けていい学び・刺激になったのではないかと思っています。皆さんお疲れ様でした。

                                       宮谷 恵

写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

                        文責 小児看護学 市江和子