« 2017年11月 | メイン | 2018年1月 »

2017年12月

2017年12月29日 (金)

ぞうさんの会(医療的ケアのある子の親の会) クリスマス会の開催報告

“医療的ケア”という言葉を知っていますか?

本学の学生なら上級生にはわかると思いますが、鼻などから胃にチューブを入れてそこから栄養を摂ること(経管栄養)や、人工呼吸器をつけていたり呼吸のためにのどに穴を開ける気管切開をしていることによるその日常的な管理・ケア、またたんの吸引をするなどの行為を意味しています。

かつては病院で医療者にしか行えないとされていたこれらの行為は、現在では家庭で家族や時に本人が行いながら暮らすことができます。これらの子ども達(一部、もと子どももいますが・・・)が所属する患者会が「ぞうさんの会」です。県西部を中心に会員がいます。病気があって医療的ケアが必要でも、家庭で家族と暮らせることはいいことですが、もちろん大変なこともあります。「ぞうさんの会」ではこれらの家族同士が知り合い、交流して情報交換をしたりする場として、季節のイベントを行っています。

今年は12月17日(日)に、城北の家(浜松市中区)で「ぞうさんの会」のクリスマス会が行われました。ここ十数年ずっと大学の学生ホール(食堂)で行ってきましたが、今年は初めての場所でした。でも数十名の大勢の家族とボランティアの参加で、クリスマスソングの演奏ありゲームありの楽しい時間になりました。Photo
毎年本学の学生もボランティアに来てくれますが、今年も4名が開始前の会場作りから片づけまで参加してくれました。学生らしいセンスで会場を飾りつけてくれたり、1年生2名は“嬉々として”オラフとトナカイの着ぐるみを着て、子ども達との写真撮影で大活躍をしてくれました(Mさん、Tさん)。あとの1年生2名は恥ずかしがって着ぐるみは着てくれませんでしたが、写真を撮影する方として活躍してくれました(Gさん、Hさん)。ありがとうございました。
Photo_2

Photo_3普段医療的ケアなどのお世話に追われて、日々忙しく暮らしているご家族に、安心して参加できる場と楽しい時間を提供できたと思います(こういう機会は、外出もままならないことが多い家族には、貴重な機会となっています)。今後も多くの学生が関心を持ってくれて、イベントにボランティアとして参加してくれることを願っています。何か得意な“一芸”のある方も、よろしければぜひイベントを盛り上げに来てください。またよろしくお願いします。

(文責:小児看護学 宮谷 恵、写真撮影:小児看護学 山本智子 

*写真はご家族の同意を得て掲載しています)

2017年12月28日 (木)

学生レポート:今年がもうすぐ終わります。

クリスマスが終わり、今年ももうすぐ終わりですね。

今年のクリスマスは、24日に家族全員揃うことができませんでしたので、前日に集まってお祝いしました。

姉が作ってくれたケーキを食べ、映画を見て、楽しみました。

Photo

今年の大みそかは、皆さんどのように過ごされますか?

わたしは毎年家族そろって紅白歌合戦を見るのが恒例となっています。

今年はわたしの知っている出演者が少なくすこし残念ですが、今まで聴いた事がない曲を聴くのも一興かなと思い、楽しみにしています。

Photo_2

今は年賀状作りに精を出しています。

メールで済ますこともできますが、やはり年賀状で祝いを伝えたいと思います。

 

今年最後まで楽しみ、また来年に向けて頑張っていこうと思います。

くじけず、めげずに突き進み、自分の夢に一歩でも近づけるよう頑張ります。

 

ブログ担当:夢月

2017年12月22日 (金)

アドバイザー自主的活動の模様

12月を迎えクリスマスアドヴェントの季節です。学生さんたちと一緒にオーナメントづくりに挑戦してみました。もみの枝にサンタや松ぼっくりを取り付けようとするんですが・・・。 Photo_5クッキーとあったかい紅茶を飲みながらまったりとした雰囲気の中、日ごろの学生生活の話題でびっくりするやら笑えることやら楽しいひと時でした。Photo_6

Photo_7できた作品の一例です。うーーん、クリスマスというよりか正月飾りという感じですかね?(笑)

2017年12月18日 (月)

学生レポート:クリスマスムードに

12月になり、家に帰る途中にも様々なイルミネーションを目にするようになりました。

すごく鮮やかできれいで光は、つい写真に撮りたくなってしまいます。

先日、大学にもクリスマスツリー・クリスマスクランツ・リリーフなどが飾られ、学内がクリスマスモードになりました。

大学では今月クリスマスツリー点火祭やクリスマス礼拝などのイベントがあります。

13日のクリスマスツリー点火祭ではクリスマスツリーがまた一段と鮮やかになりました。

Photo_5

自分の家にも小さいクリスマスツリーを飾りました。鮮やかな色の電球の光が

Photo_9

夜を色づけていてきれいです。(右下の写真)

皆さんの家はどのような飾りつけをされていますか?

そして、クリスマスに向けて何かおこなっていらっしゃいますか?

クリスマスといえばクリスマスケーキを食べたり、プレゼントを期待してしまいます。早く24日にならないかと思ってしまいます。

あと半月、楽しみで気持ちが浮足立ってしまいますが、その時までにやるべきことはしっかりと行い、24日ゆっくりできるように予定をたて実行していこうと考えています。

Photo_10

ブログ担当:夢月

2017年12月15日 (金)

~国際交流の紹介~ 国際看護実習生が実習の学びを報告しました!

本学は、シンガポールにあるナンヤン理工学院(NYP)と国際交流協定を結んでいます。

毎年、海外の看護に関心をもつ看護学部の学生が、NYPで開講される国際看護実習に参加しています。

今年度も4年生2名が、9月に2週間にわたる実習に参加しました。

とはいっても、実は実習生は、実習の半年前から、語学のトレーニングや実習事前学習に取り組んでいました。

この期間は、ちょうど臨地実習にあたり忙しい時期のはずでしたが、実習指導担当教員や英語教員、グローバル教育推進センターの職員による温かで熱心な支援を受けて乗り越えてきました。

 その成果をもって、実習生は現地に飛び、ホームステイ、一般病院・高齢者施設・訪問看護ステーション・健診センター等で実習し、シンガポールに特徴的な健康問題や、健康に関わる政策、看護実践について学び、その学びをまとめてプレゼンテーションしました。もちろん英語で、です。英語版の資料もしっかり準備しました。

 プレゼンテーションでは、NYPの先生方から指導をいただいて修正しました。NYPの先生方から、よいしあがりであったことや、率直な学習態度に対するお褒めの言葉をいただきました。

 写真は、帰国後、後輩に実習の学びを報告している様子です。

 実習生はそれぞれ、自分の関心のある看護について学ぶための実習目標を自分で設定していたので、その目標に沿って学んだこと、気づいたことを、考察を加えて伝えていました。

実習生の成長ぶりがよく伝わる報告でした。

Photo -国際看護実習 学びの報告会① -

Photo_3    -国際看護実習 学びの報告会② -
実習生の木下美穂さん(向かって左)、森 恵美菜さん(右)です。

実習生は、2月の国家試験受験を経て、来春、看護師としてデビューします。
国際看護実習で得た自信や学びの可能性を大切に、活躍してほしいと願っています。


                                                     国際看護実習 科目責任者
                                                                 樺澤三奈子

2017年12月11日 (月)

学生レポート:基礎看護学実習Ⅰを終えて

いよいよ寒さが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私たち看護学部1年生は無事臨地実習を終え、実習のまとめに入っています。

2日間の臨地実習では、実際に実習先の病院で様々な看護技術を見学し、自分の看護観を培っていくための大切な一歩を踏み出せたと感じました。

また、実習成果報告会では、グループで学びを共有し、テーマを設定して話し合い、実習病院の指導者さんの前で発表しました。同じ病院で実習をしたみんなの感じたことや考えたことを知ることによって、学びをより深めることができたように感じます。

この科目では、施設オリエンテーション、SPセッション、臨地実習と初めてのことを沢山経験することができました。

(写真は10月に行ったSPセッションのものです)

Photo

 

さて、学校の中庭の紅葉も次第に終わりに近づいてきています。今年も残すこと1ヶ月を切りましたが、寒さに負けないで看護技術の演習や年明けの定期試験に向けて勉強を頑張っていきたいです。

Photo_2

 

ブログ担当:みのむし

2017年12月 8日 (金)

★市民公開講座-「『がんとともに、その人らしく生きる』を支える」を行いました

2017年11月18日(土)、冷たい雨が降るなか、市民公開講座に約40名が参加してくださいました。

聖隷クリストファー大学保健福祉実践開発研究センターが主催する市民公開講座は、毎年、医療や福祉を取り巻く状況をふまえてテーマを設定しています。

今年度の市民公開講座のテーマは、日本では2人に1人が罹患し、3人に1人が亡くなるとされる疾患である「がん」に焦点を当て、「『がんとともに、その人らしく生きる』を支える」と題して、講演およびシンポジウムを行いました。

看護学部の教員3名がセンターのスタッフとともに企画・運営に携わりました。

1

近年、日本におけるがん医療、がん患者支援対策は大きく変化しています。

2016年12月には、がん患者の雇用継続などを盛り込んだ「改正がん対策基本法」が成立し、市民公開講座直前の10月24日には「第3期がん対策推進基本計画」が厚生労働省から発表されました。

これらの施策により、都道府県、市町村やがん診療連携拠点病院は、患者さんやご家族が安楽に、安心して生活できるような具体的な支援を提供することになります。

 

はじめに、このブログを担当している井上が、がんの疫学と病態・治療、日本におけるがん医療とがん患者支援の現状について、講演を行いました。

2

次に、シンポジウムとして、臨床で活躍されているシンポジストの先生方が実践されている支援の内容や、感じている困難、今後のがん患者さんと家族を支援するうえでの課題などをご発表いただきました。

 

お一人目は、聖隷三方原病院看護相談室の大木純子さん(がん看護専門看護師)です。

地域包括ケアシステムや、がんの診断・治療の経過や、がんと診断されてからその生涯を自分らしく生き抜く「がんサバイバーシップ」についてお話しいただきました。

3

お二人目は、聖隷浜松病院がん相談支援センターの島田綾子さん(医療ソーシャルワーカー)です。

島田さんには、がん相談支援センターの役割、就労世代のがん患者さんの現状と支援、がん治療と生活との両立のための取り組みについて、医療ソーシャルワーカーの立場からお話しいただきました。

4

 
三人目のシンポジストは、在宅での患者・家族支援について、訪問看護ステーション三方原の木村幸子さん(緩和ケア認定看護師)です。

木村さんは、訪問看護師の役割や在宅で生活されているがん患者さんとご家族への支援の実際について、事例をもとにお話しいただきました。

5

会場からは、がんサバイバーの方からのご意見やご質問、医療職の方から他職種連携についてのご質問などをいただき、質問にお答えしながらシンポジウムが進行しました。

また、シンポジウム終了後も、会場では参加者の皆さまとシンポジストの先生方との間で、活発な意見交換が行われていました。

6

そして、市民公開講座が終わったあとの記念撮影です(終わった後のほっとした笑顔です)。

シンポジストの先生方同士は、研修会や講演会等でとても親密な関係性が出来ており、打ち合わせの時点から笑顔が絶えず、交流を深めることができました。

さまざまな悩みを抱える患者さんやご家族を支えるうえでは、チームワークが不可欠です。今回の市民公開講座では、改めて医療者間のチームワークの重要性を認識することができました。

 

7

看護職の卵の皆さまも、日本の医療の動向を理解して患者さんやご家族を支援できるよう、このような機会に積極的に参加してもらえるととてもうれしく思います。

市民公開講座にご参加いただいた皆さま、シンポジストの先生方、センタースタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

(看護学部 井上菜穂美)

2017年12月 5日 (火)

ウイークデー・オープンキャンパスにようこそ!

11月23日(木)勤労感謝の日の祝日は、授業開講日でした。

日頃の大学の授業を中高生の皆さんに広くご覧いただくオープンキャンパスが開催されました。1 2時限目には、保健統計学の授業を中高生の皆さんにご覧いただきました。

生徒さんの入室に、大学生からはどよめきが!

大集団で講義を受ける雰囲気を、共に味わっていただきました。2オープンキャンパス当日、学園入り口に、シンボルツリーであるヒマラヤスギの植え込みが行われていました。背の高いヒマラヤスギ、遠くの山からはるばるやってきたそうです。3 学園とともに、シンボルツリーもキャンパス内の樹木も、時をともに刻みます。

ブログの撮影にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

                                                                           ブログ担当:教員 山村