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2017年2月

2017年2月28日 (火)

学生レポート:2年生 地域保健実習

まだ肌寒い日々が続いていますが、

節分も過ぎ、陽ざしに少し春の気配を感じられるようになったこの頃です。

 

看護学部2年生は、この春休みに地域保健実習・老年看護学実習Ⅰと2つの実習があります。

1つ目の地域保健実習が先日終了しました。

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1週間程で短い実習ではありましたが、多くの学びがありました。

学内実習で事前学習し、保健所や市町村、企業に伺い、実際に働く保健師さんの様子を見て、お話しを聞いてきました。

公衆衛生看護学という講義で保健師さんが働いている場、役割などについて学んできましたが、保健師さんとの関わりは少なく、イメージすることが難しい部分がありました。

今回の実習で、講義での学びと、実習での学びを結びつけることができ、理解を深めることができました。

浜松市保健所や本田技研工業、ヤマハ発動機に伺ったのですが、どこの場所でも、どの事業でも、市民や従業員の方たちが、気軽に相談できるように寄り添ったり、より健康に暮らせるように事業を工夫していたりと、重要な役割を担っていることを学びました。

保健師はやりがいを多く感じることができる職業であることも伺うことができました。今回の実習で、看護師だけでなく、保健師という職業にも魅力を感じ、視野を広げることができました。

 

 

(ブログ担当:たかはし)

2017年2月24日 (金)

中国第三軍医大学からの研修の方との交流

2017210日、本大学と国際交流をしている中国第三軍医大学からの研修生であるおふたりの対応をさせて頂きました。

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中国からみえた研修生のおふたりは、私と同じ基礎看護学の教員の方と、病院にお勤めされている感染を専門にされている看護師の方でした。

 基礎看護学実習室において、教室を二つ使用しながら演習ができるため、モニターやマイクを使用し、2人の教員で2元の中継をしながら、挨拶をさせて頂きました。基礎看護学実習室を大変興味をもってご見学していただき、また、お互いの大学での教育について交流ができたことで、大変学びも大きくなる体験でした。

 今回の交流では、私は大学時代、中国語を学びましたが、本当に簡単な挨拶以外は、教えていただいた先生に心から大変申し訳なく思いますが、日常的に使わない言語は消えてしまうもののようです。そのため、英語にてご挨拶をさせて頂きました。コミュニケーションは大変良好にとることができ、「大変有意義な交流となりました」との言葉をいただきました。

 看護とは、人と人との関わりが大変重要であり、関わりの中で看護者は、「大切な人生を、その人が治療をする中で、治療をしやすくしながら少しでも幸せに生きる手助けをしていく」ことが望まれます。人と人との関わりは、時に誤解や障壁が望まなくとも生まれてしまうことがあります。しかし、人種や国と国との紛争や言葉の壁は、心からの志や相手を思いやる愛情を持ってさえいれば、取り除くことができる、ということを実感させていただくよい機会となりました。

 本大学では、このようなことを感じたり学ぶ機会を必ず手に入れられると思います。

 

                       基礎看護学 

                                                                                                柴田めぐみ


2017年2月21日 (火)

2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」ゆかりの名所に行ってきました!

みなさん、こんにちは。成人看護学の教員の小池です。

今回は、直接、大学とは関係がないのですが、せっかくの機会かと思いますので、現在放送中の今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」にちなんだ名所をご紹介したいと思います。じつは、聖隷クリストファー大学のキャンパスからとても近い場所にあるんです。(学生さんたちもあまり知らないかも…)

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赤い枠の「龍潭寺」が、今回の大河ドラマの主人公の井伊直虎にゆかりのあるお寺です。

(青い枠が聖隷クリストファー大学です)

このお寺の周囲の地域は「井伊谷(いいのや)」と呼ばれ、井伊直虎はここで生まれました。

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今年に入って、大河ドラマの影響もあり、かなりの観光客の皆様が訪れています。

土日は周囲の道路はかなり渋滞しています。

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直虎の曽祖父・井伊直平が建立した寺、龍潭寺(りょうたんじ)です。直虎は出家して、次郎法師と名乗り、俗世から離れた身となりました。「次郎」という名は、井伊家を継ぐものにつける通称でした。

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歴史を感じる、とても落ち着いた場所でした。今年は、いろいろな地方の人が、この地を訪れることでしょう。ぜひこの機会にみなさんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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<JR「浜松駅」からバス(所要時間 約50分)「井伊谷宮前」下車徒歩5分>

<聖隷クリストファー大学から車で約10分です>

2017年2月10日 (金)

教員の研究活動「がん看護学」

こんにちは、今回は教員の研究活動についてご紹介します。

私は成人看護学に属しており、がん看護学を専門としています。

本学の教員になる前は、「がん看護専門看護師」として総合病院に勤務し、抗がん剤治療を受ける患者さまや、緩和ケアを受ける患者さまに対して看護実践を積んできました。

現在は、ご自宅で生活されているがん患者さまの療養生活をサポートするためのICTを活用したテレナーシング(遠隔看護)について、研究を進めています。

 

今回は高知県で開催された「日本がん看護学会学術集会」に参加してきました。

日本全国からがん看護に関心のある看護職が一堂に会する、とても大きな学会です。

16時に浜松駅を出発し、陸路で高知駅に到着したのは22時と約6時間の長旅でした。

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高知県はアンパンマンの作家であるやなせたかし先生の地元とのことで、アンパンマン電車が走っているほか(夜中でしたがとても目立ちます)

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町のいたるところにアンパンマンと仲間たちの石像がありました。

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駅前には武市半平太(左)、坂本龍馬(中)、中岡慎太郎(右)の3人の像があります。

高知県に来たことを強く感じられます。

曇り空がとても残念でした。

 

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さて、土日に開催された学術集会は高知市内4つの会場に分かれており、それぞれの会場で研究発表やシンポジウム、パネルディスカッションが行われました。

各会場を移動する際はシャトルバスが運行されていましたが、多くの参加者が同じ時間帯にバスに乗ろうとするためとても長い行列です。

バスの待機時間には、大学時代の同級生(十数年ぶり・・・)や、以前勤務していた病院の看護師さんなどと再会し、久々の再会を喜び合いました。

(宿泊先と会場で本学の教え子とばったり会ったこともとても嬉しかったです)

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ある会場では高知県のマスコット『くろしおくん』(左)と『カツオにゃんこ』(右)が出迎えてくれました。

がん看護に関する最新情報や、研究の動向をしっかりと収集してくるぞ!というやる気が湧いてきます。

 

今回の学術集会では、私の研究は現在進行中のため発表はありませんでしたが、今話題の免疫療法に関する教育セミナーや、超高齢社会における意思決定支援のシンポジウム、がん放射線治療についてのパネルディスカッションなどに参加し、最新の知見を得るとともに、演者の先生方のパワフルな発表に大きな刺激を受けて帰ってきました。

 

現在取り組んでいる研究には、在宅療養生活に移行するがん患者さま、ご家族の皆さま、研究協力施設の医師、看護師の皆さまから多大なるご協力をいただいております。

次回の学術集会ではこれまでの研究成果を発表するとともに、臨床看護実践や患者さまの安寧な生活に少しでも還元できるよう、今後も研究を継続していきたいと思います。

 

 

(文責 井上)