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2016年3月

2016年3月23日 (水)

訪問看護ステーションのインターンシップ(就業体験)はじまる!

インターンシップとは 在学中に企業などにおいて、自らの専攻や、将来のキャリアに関連した就業体験を行うことです。インターンシップの経験は、高い就業意識を身につけ、大学での学習意欲の向上につながるという効果がありますし、将来の進路選択における自らの適性や能力について実践的に考えるよい機会になります

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この春休み聖隷クリストファー大学の看護学生も、聖隷病院はもちろんのこと、県内外の総合病院などのインターンシップに参加しています。

今日、わが国の医療保健福祉の現場や人々の考え方は大きく変わり、病気や障害があってもその人らしく家や地域で暮らすようになりました。そんな人々を支えるため、お宅に出向いて看護をする訪問看護師がとても必要になっています

そこで、県内の訪問看護ステーションでは、看護大学生が卒業後の就職先に訪問看護ステーションを選んでもらうようインターンシップ制度を始めました。本学の看護学部2年生がこのインターンシップに参加し、訪問看護師と1日一緒に訪問をしてとてもよい体験を得たようです。受け入れた訪問看護師も若い看護師を一人前の訪問看護師として育てたい思いを高め、看護学生に期待をしています。

2看護学生は入学時から看護への志を高く持っていますが、自分の興味や適性に合った看護の専門分野を探るのにインターンシップはよい機会となっているようです。

2016年3月16日 (水)

国際交流からのホットな話題

本学は3つの国の大学と国際交流協定を結んでいます。これらの交流協定校とのホットな話題をご紹介したいと思います。

◆ちょうど今、交流協定校の一つであるシンガポールのナンヤン理工学院の学生さん(看護学部10名・リハビリテーション学部10名)と引率の2名の先生が本学で研修中です(3/123/18)。

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*下記も合わせてご覧ください。

国際交流センター ホームページ → https://blg.seirei.ac.jp/intl/top.html     

国際交流センター ブログ→ https://blg.seirei.ac.jp/international_exchange_bl/

◆そして、ちょうど今、二つ目の国際交流協定校のサミュエルメリット大学(アメリカ カリフォルニア州オークランド)には、本学の10名の学生(女性8名、男性2名)が、2名の引率教員とともに看護研修に行っています(3/143/24)。今朝(3/15)のメールでは、無事に現地に到着し、1日目のプログラムを終えたと連絡がありました。きっと、帰国後にブログで報告すると思いますので、楽しみにしていてくださいね

さらに、今月末に、三つ目の国際交流協定校の第三軍医大学(中国 重慶市)に、私は研究科長とともに研究の打合せに行きます(3/263/30)。共同研究をするのは、本学大学院博士後期課程を修了した周明芳さんです。

 第三軍医大学では、教員の皆様や関連病院の看護師の皆様方に、本学大学院のカリキュラムの特徴、およびどのような研究方法を用いて博士研究が行われるのかなど、お話しする予定です。

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*写真は、同意を得て掲載しています。

文責:国際交流委員 藤本栄子(母性看護学)


 

2016年3月12日 (土)

鮫島道和教授の最終講義が行われました。

2月29日(月)に、鮫島先生(生理学)の最終講義が行われました。

鮫島先生は浜松医科大学で勤務された後、本学で14年間勤務され、3月末にご退職されます。

ご講義では、大学院生時代から始まったご自身の研究の内容を紹介していただきました。最初は植物のオジギソウが研究対象だったそうです。コツコツと地道に実験し、データを取ることが得意だったそうで、指導教員や周りの方からその仕事ぶりが高く評価されていた様子が伺えました。

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オジギソウのお話

その後、八つ目ウナギの研究やヒトを対象にした睡眠の研究もされてきたそうです。動植物を問わず、生命の奥深さについて色々な角度からご研究をされてきたことがわかりました。

また、ご自身の大学入試や就職の経験談をお話され、その時の経験を踏まえながら、本学での入試問題の作成、合否判定、学生への就職アドバイスに生かしてきたとのご紹介がありました。鮫島先生の一つひとつの仕事に対する真摯な姿勢が伝わるエピソードだなと感じました。

2 在校生より寄せ書きの贈呈

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山下学部長より花束の贈呈

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講義終了後の記念撮影

最終講義にはたくさんの教職員、在校生、卒業生がお集まりになり、鮫島先生の人徳の高さを改めて感じました。

鮫島先生は何事もきちんとした論拠に基づいてお話をされる先生ですが、誰に対してもとても接しやすい雰囲気を作ってくださるので、私のような若輩教員でも気軽にお話をさせていただくことができました。そして、鮫島先生との仕事を通じて色々なことを学ばせていただきました。

鮫島先生のご退職は、今でもとても残念に感じています。本学では、入試委員長、学生部長、図書館長、学生委員長など多くの重要な役職も歴任され、本学への貢献度は計り知れません。ご退職後も、お時間がある時には本学のいろいろな行事に参加していただくなど、今後も私たちを温かく見守ってほしいと思います。

<参加した他の先生からのコメント>

先生の優しさや思いやりの心が、お話の中のオジギソウの電気刺激のように次々と学生、卒業生につながっています。先生からいただいた多くの学び、人生訓を大切に私たちは精進してまいります。  

(成人看護学領域 氏原恵子)

研究者でありながら、学生を信じて伴うといった教育理念を体現し、ひそかに大学教員のイメージ改革をしていたのが鮫島先生だったと思います。鮫島先生のたたずまいを思い出しながら、自分らしい大学教員としてのありかたを考えていきたいと思いました。     

(精神看護学領域 清水隆裕)

『宝物のようなことば』がたくさん語られた最終講義でした。先生は「一見役に立たないと思えること」を粘り強く続けて行くことの持つ深い意味をお話くださいました。語られた先生のご経験・人生には、大学人としての教えと学生への愛情が詰まっていたように思います。   

 (母性看護領域 藤本栄子)

鮫島先生、14年間ありがとうございました!

 (文責:教養・専門基礎領域教員 安田 智洋)