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2015年7月17日 (金)

小児看護学領域 統合実習の中の小児看護CNS特別講義の紹介

小児看護学領域は76日(月)から統合実習を開始しました。小児看護学領域の統合実習は、原則として領域別実習とは異なる実習場で臨地実習をします。3年生秋セメスターから4年生春セメスターに実施した小児看護学実習の学びを、更に深めることにしています。

実習期間は、病院実習のためのオリエンテーション・事前学習・面接、病院実習・実習記録完成、課題レポート作成の2週間です。2015年度も、6つのグループに別れ、グループごとに異なる時期に行っています。2015710日(金)は、分かれていたグループが集まり、さらに34年次生全体に連絡し、聖隷浜松病院に勤務する高真喜さんに講義をしていただきました。

高さんは、2013年度に本学看護学研究科家族支援看護学分野小児看護学領域の小児看護専門看護師(Certified Nurse SpecialistCNS)コースを修了し、現在、小児看護CNSです。2013年度第23回専門看護師認定審査が行われ、本学大学院看護学研究科小児看護CNSコース修了生から2名が「小児看護専門看護師」にはじめて認定されました。その中の一人です。

講義内容は、1.小児看護学を考える 1)小児看護の特徴・魅力とは、2)小児外来看護の役割、2.専門看護師とは、3.小児看護領域のトピック 1)特定行為に係る看護師の研修制度の概要、2)在宅支援体制の構築、3)プレパレーション、4)虐待、です。

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講義風景

受講した学生たちは、熱心に講義を聞いていました。最後に質疑応答を行い、感想を書いてもらいました。その中の数人を紹介します。

 

 ・就職は小児科を希望しています。実習での中間カンファレンスにも参加してもらい、今回の話しを聞いて、より小児看護に興味をもちました。

 ・実際にあった例をあげながら説明してもらったので、とてもわかりやすく勉強になりました。専門看護師、認定看護師、特定看護師など、さまざまな看護師がいることがわかり、いつかもっと興味をもったら、資格をとりたいなと思いました。

 ・実際の臨床の話しを聞くことができ、とても良い時間になりました。・・・中略・・・就職試験が近く、希望の科ですごく迷っていたので、今回、話を聞くことができて本当に良かったです。

 ・病院などであった実際の出来事やそれに対する対応などを話していただいて、小児看護だけでなく、子どもを育てる両親の思いを改めて知ることができました。

 

 出席した学生の皆さん。素敵な感想、ありがとうございました。質問には、高さんと相談して、皆さんに回答します。

ぜひ、立派な看護職をめざして、学修を深めていってください。

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記念撮影

 

(写真および出席カードの内容について、ブログ掲載は学生の了解を得ています)

 

*「専門看護師(CNS)」とは

複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかります。専門看護師になるには、認定された教育機関(大学院)の課程修了と通算5年以上の実務研修(そのうち3年以上は専門看護分野の実務研修、6ヶ月以上は修了後の実務研修)を経て、日本看護協会が年1回実施する専門看護師認定審査を受け合格することが必要です。