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2015年1月

2015年1月30日 (金)

3年生の小児看護学実習中の一コマから

母性看護学実習に引き続いて、3年生の小児看護学実習中の一コマを紹介します。

昨日まで小児科病棟で実習し、病気で入院している子どもに対する看護を考え、実践してきました。

今日は学内日。

学内日は何をしているのかというと

明日から行う保育園実習のオリエンテーションを行っています。

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(みさなん、真剣に実習中の注意事項を確認しています。)

その後、昨日までの実習を振りながら、実習記録をまとめていきます。

このブログを見て下さる方々に小児科病棟での実習の感想や学んだことを教えてくれました。



Aさん「こっちが真剣に接すれば、子どもは答えてくれる♡」

Bさん「子どもたちの一人一人の笑顔や強さ、優しさに、

    逆に元気をもらいました。」

Cさん「子どもは遊びの中で、他者とのコミュニケーション能力を培い、

信頼関係を築いていく。子どもにとって遊びは生活の一部として

大切なことだと学んだ。」

Dさん「子どもは大人が思っている以上にパワーがあって、いろいろなことを

考えていることがわかった。逆に子どもからいろいろなことを教えられました。」



実習では子どもたちと誠実に向かい合い、疾患に対する看護だけでなく、家族に対する看護や検査を受ける子どもの看護などさまざまなことを学んでくれていました。

翌日、保育園実習の出発前に写真をパチリ。

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保育園実習では



Aさん「基本的生活習慣の自立に向けた援助を学んできます。」

Bさん「親と離れて保育園で過ごす子どもが、寂しくて泣いてしまった時の対応について

    学んできたいです。」

Cさん「子どもの目線にあわせてコミュニケーションとってきます。」

Dさん「子どもとたくさん遊んで、遊びの発達について学んできます。」



それぞれが目標を持って、元気に出発していきました。笑顔がステキです。

 


2015年1月27日 (火)

健康科学の学術大会 / オリンピックのメダル(金、銀、銅)が一般公開

今回は学部教員の活動として、学会の学術大会についてお伝え致します。

平成26年9月20日(土曜)~21日(日曜)に、アクトシティ浜松のコングレスセンターで

「日本健康科学学会 第30回学術大会」

(学術大会長 石井敏弘/聖隷クリストファー大学看護学部教授)が開催されました。

「上質な生活を培う健康科学‐‘和み'と‘美'のセンスを磨く‐」でした[図1]。

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【 図1.学術大会の看板】

‘健康科学’は広範な領域に及ぶので、

食・栄養、身体活動・運動、精神・心の健康などの講演、

シンポジウム、ワークショップなどがありました[図2]。

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【図2.学術大会のポスター】

学会の学術大会への参加は学会員に限定されるのが通常ですが、

一般にも著名な講師による講演は公開特別講座として

一般の方々が無料でご参加いただけるように行われました〔図3〕。

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【図3.公開特別講座のポスター】

 オリンピック3大会で金メダル5個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得された

体操のスーパースターである塚原光男氏の公開特別講座では

‘ハッピー・ビッグ・サプライズ'がありました。

オリンピックのメダル3種(金、銀、銅)を会場でご展示いただき、

来場者が手にとることもご快諾くださいました〔図4〕。

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【図4.塚原光男先生のオリンピックメダル】

‘生涯の嬉しい想い出'となった方は多かったことでしょう。

学術大会の運営をお手伝いいただいた学部学生さんも

3つのメダルを手にして、少し緊張した笑顔でした。

 看護に関係するプログラムとして

「介護家族と看護・介護専門職の共同ワークショップ

自宅で‘上質な看取り'を実現するのに大事なこと、必要なこと」

が組まれました。これも一般の方々とご一緒することで実現できました〔図5〕。

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【図5.介護家族と看護・介護専門職との共同ワークショップ】

学会が主催する学術大会ですから、

学会員による発表と質疑応答も活発に行われました〔図6〕。

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【図6.一般演題(示説):発表と質疑応答など】 

学術大会の準備・運営には、実行委員会や事務局として

看護学部教員や聖隷福祉事業団職員らが携わりました

(実行委員長、事務局長 鈴木知代/聖隷クリストファー大学看護学部教授)。

また公開特別講座の開催では本学保健福祉実践開発研究センターの協力がありました。

当日は学部学生さんにもお手伝いいただきました。

学部教員による、学会と共同した学術の社会貢献について

知っていただけたら嬉しいです。

2015年1月23日 (金)

母性看護学実習の1コマ

みなさん、こんにちは。

3回目の登場、聖隷花子です(^0^)/

今回は、母性看護実習内の1コマをみなさんにお伝えしようと思います!

なぜ、私がみかんを持って登場かって?!

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花子は、3年生が実施した調理実習に遊びに行ってきたからです。

(ちなみにみかんの下にチラッと見える緑のものは、

学生さんたち一生懸命、小口切りしてくれたネギです。)

 

母性看護実習では、妊産婦(妊娠または出産を経験した女性)さんへの

栄養指導として調理実習を取り入れています。

調理実習の目的は、

・妊産婦の栄養について考えることができる(非妊娠女性との比較)

・妊産婦の生活をイメージすることができる

・マイナートラブル(便秘や貧血等)を考慮した食事を考えることができる

です。

妊産婦さんたちに栄養指導を行う上で、自分たちで妊産婦にあった料理を考え

実践し、体感してもらっています。

 

軽度妊娠高血圧症がある妊婦さんへの栄養指導としては、

必要な摂取カロリー量を計算し、減塩食のメニューを考えます。

 

貧血がある産婦さんへの栄養指導としては、

鉄分と鉄分の吸収を促すビタミンが豊富に含まれ、

副作用の便秘にも効く献立を考えます。

授業で習った内容を生かしながら、調理を行い、妊産婦さんたちにどのような食事を

摂取してもらうとよいか考えてもらいます。

下左の写真では、一生懸命、天然だしを取った後、味噌汁を作ろうとしています♪

天然だしは、栄養豊富で無添加、塩分もありません。

お母さんや子どもにとっても安全・安心なのです!!

実際に天然だしをとることにより、よさを体感したうえで

お母さんたちにも伝えることができるのです。

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上右では、一生懸命ハンバーグをこねていますね。

エプロン姿もお似合いです。

便秘に効く料理としてひじきおくらバーグを作ってくれました。

見た目もかわいく、楽しみながら食べることができる1品ですね☆

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各グループが対象設定し、その妊婦(褥婦)さんにあった料理を作ってくれました。

4グループとも、とっても綺麗にできましたね!

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花子もとってもおいしくいただきました!!!

花子人生初の食レポとしては、

「1グループは、ひじきおからバーグは便通にとってもいいから嬉しいわ!

 具だくさんのお味噌汁もおいしかったわ☆」

「2グループは、ブリの照り焼きが絶品だったわ!

 彩りもよく楽しめた上に、鉄分が豊富なことが嬉しいわ☆」

「3グループは、豆腐ハンバーグがおいしかったわ!

 ヘルシーな上にタンパク質が摂取できるところが、高ポイントだったわ☆」

「4グループは、丼のれんこんがシャキシャキしていておいしかったわ!

 手軽にできるだけでなく、食感が楽しめてよかったわ☆」

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この食事を生かして、妊産婦さんたちの栄養指導を実践できるといいですね!

学生さんたち、おいしくできました。はなまるです!!!

2015年1月16日 (金)

ファシリティドッグをご存知ですか? ~アドバイザー企画 卒業生を囲んで~

皆さんファシリティドッグをご存知ですか?

それはストレスを抱えた人々に伴い、愛情と安らぎを与えるように血統をさかのぼり吟味され訓練された犬です。日本には認定NPO法人シャイン・オン・キッズの2頭しかいません。

病院では、苦痛と不安の中でストレスにさらされている子供たちの部屋を訪問し、子供に体を触ったり撫でてもらったり、一緒に添い寝をすることもあるそうです。

Photo_2                   ファシリティドッグとハンドラーの皆川誠一郎さん

写真提供:認定NPO法人シャイン・オン・キッズ 

http://sokids.org/ja/programs/facility-dog/

本学卒業後、脳神経外科および精神科病棟にて計8年の臨床経験の後、渡米し訓練を受け、現在は看護師の資格を活かして認定NPO法人シャイン・オン・キッズに所属して、常勤のファシリティドッグのハンドラー(ボランティアではなく臨床経験のある看護師)として県立こども病院で活躍している皆川誠一郎さんが、ファシリティドッグのヨギを伴って来校してくれました。

入院中の子供たちは、「ヨギがいるから頑張る。また会いたいから」と苦痛を伴う検査や手術にヨギを先導して向かい、伴うご両親はそのような子どもとヨギのありよう深く慰められるそうです。皆川さんと暮らしているヨギは自分のことをスタッフだと思っているようで、看護室で看護師がカンファレンスをする際に、当然の様にラウンドテーブルに一緒に座っているそうです。看護師たちも癒されます。

えっ?本当に犬が来てるョ・・・

事前にアナウンスをしていたものの、授業や演習を終え、半信半疑で集まるアドバイザーグループの学生たち。

「えっ?何で?犬が教室にいる・・・」。

通りすがりの学生たちも何事かと教室を覗きこんでびっくり。グループ以外の学生も招き入れ、皆川さんを囲んで講演と懇談の時を持ちました。  

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学生たちは、ファシリティドッグとその働き、ハンドラーとしての生活、臨床でのエピソードを交えながら、皆川さんの学生時代の思いや悩み、家族を抱えながらの臨床の現実の中での闘いと苦悩、そしてハンドラーをめざし渡米するに至る経過に関する話を興味深く聞いていました。

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入学して看護を学び始めたのはよいけれど、実習や演習、次から次へと出される課題で、自分を振りかえるゆとりもなく慌ただしく流れて行く毎日。周りについてゆけなくなるのではないか・・・、本当に自分は看護師に向いているのだろうか?と人知れず不安の中で悩んでいたり、看護の勉強に対する意欲を失いかけている学生にとって皆川さんは、まさに雲の上の先輩。

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「目的」と「手段」をはき違えるとしんどくなるよ

「実は僕も全く同じでした。勉強やる気なかったし、やらなかったし・・・。不安であせりながらもやれなかった。配属先も全く希望通りにならなかった。でも、とりあえず辞めないでやっていた。今から思えば全部無駄になっていないし、繋がっている。看護師になることを目標にしすぎるからしんどいんじゃないかな。自分の思いに正直に従うことも大切かなぁ」と皆川さん。

ヨギとの交流も楽しみながら、時に静かに、時に和やかに質疑応答を繰り返している皆川さんと学生たちでした。

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看護資格を得ることは単なる「目的」ではなく、自分と人を活かしながら、より自分らしく生きるための「手段」であるという視点と意味について共有しました。学生時代と変わらない明るくパワフルな皆川さんと、ヨギとの交流で癒され、自然な笑顔の学生たちでした。



2015年1月 9日 (金)

1号館7階の風景のご紹介

パート1:7階の風景

<看護学部のフラワーロードのご紹介>

Photo_47階には教員の研究室があります。

学生さん達も授業でわからないことを聞きに来たり、

時には相談事やおしゃべりをしに研究室に来てくれます。

ここは、毎年、12月になると、薄紅色や赤色のシクラメンや

蘭の花が殺風景な廊下を華やかに彩ってくれます。

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そして、植物が大好きな先生が、いつも花の様子を伺いながら、

お水をあげてくださっています。だから、今もきれいに咲いています。

見頃ですよ。

パート2: 7階から眺める風景

<中庭のクリスマスツリーを見る>

3_3毎年、12月になると聖隷クリストファー大学の

中庭にあるクリスマスツリーに

あかりが灯ります。

夜、7階から眺めるあかりは、とてもあたたかく感じられ、

「ほっと」するひと時です。

<富士山が見える>

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良く晴れた冬の日の会話

A.きれいねえー。

B.青空がステキ!!

A.違う、ちがう。富士山よ。

B.え~~!!どこどこ??

A.むっこーの山の、この方角の山の、

ほらほら少し右上の

白いお山のてっぺんが見えるでしょ。

あれ、あれよ~。

B.あ!わかった、きれいねえ、富士山!!!!

*皆さんは見えましたか? 

あそこです。

担当:藤本栄子(母性看護学領域)