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2014年6月

2014年6月20日 (金)

天国か地獄か?お楽しみ離乳食演習2014

看護学部2年次生は今、小児看護学概論で、まず健康な子どものお世話、つまり育児について学んでいます。

この授業の中で、毎年大騒ぎになる?一大イベントが「離乳食試食演習」です。

市販の離乳食を実際に食べてみるのです。

生後5か月からのは「ももと白ぶどうのジュレ」「ほたてと野菜のクリーム」など、生後12ヶ月からでは「煮込みハンバーグ」「クリームシチュー」などなど。

どうですか?とってもおしゃれなメニューで、何だか離乳食ではもったいない感じですよね。

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しかし!!問題はその味と食感です。

赤ちゃんが食べる離乳食は大人の食事よりはるかにやわらかく味も薄味なので、大人が食べると物足りなく感じたり、はっきり言って・・・毎年学生からは「おいしくない」「もう食べたくない」「赤ちゃんが食べているのが不思議」などという否定的な感想コメントが来るのです。

もちろんおいしいという感想もあるのですが、多くはないです。

そのためこの演習は食べた人によって『おいしいかまずいか、天国か地獄か演習』になるのです。

今年の学生さんも私の脅しや?先輩からのうわさでドキドキしながらこの日を迎えました。

 

講義が終わってさあ試食!結果的には意外と(例年に比べれば)悲鳴?はあまりあがらなかったと思います。

みんな積極的に試食をし、演習を楽しんでくれていたようでした。

それでも授業後のコメントは例年並みで、天国(おいしかった人)3割、地獄(おいしくなかった人)4割くらいでした(あとはメニューによって両方ありました)。

 

ただ今年は例年と違うスペシャルゲストが、ママと来てくれたのです!

生後7か月のりんちゃん(男の子)が、サプライズで現れました。

「キャーーー!!」「かわいい~!」「こっちにも来て~!」と、いきなり超人気者。

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ちょっとおねむの時間だった&離乳食は実はあまり好きじゃないというりんちゃんは、大勢の学生にきょとんとしながらも、泣かないでごきげんよく演習に参加してくれて、何と学生のスプーンからちょっと食べてくれたりもして(好きでないものはダメでしたが)、大サービスの働きをしてくれました。

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学生のコメント用紙には「赤ちゃんがむちむちで超かわいかった」「りんちゃんめちゃくちゃかわいい~~」「教室に癒しの天使が来てくれた」などなど、ハートマークが飛びまくるコメントが続々でした。

というわけで、今年はりんちゃんのおかげで間違いなく『天国』のお楽しみ演習となりました。

りんちゃんとママ、ご出演本当にありがとうございました。

(小児看護学  宮谷 恵)

 


 

 



2014年6月19日 (木)

せいれい看護学会 第4回学術集会のご紹介

2014315()に、せいれい看護学会 第4回学術集会が本学で開催されました。

医療現場のニーズに応え、さらなる看護の発展につながる研究の推進にむけて、看護職者の相互交流や意見交換、研究発表の場を作り出す目的で、「せいれい看護学会」は20105月に設立されています。

4回となる学術集会では、浜松市リハビリテーション病院総看護部長の渡邊昌子様が会長をつとめて、「輝く未来へ 生活をつなぐ」をメインテーマに開催されました。

高齢社会を迎えた現在、利用者のQOL向上のために医療、福祉、地域における生活をつなぐための協働、連携が必須となっています。

利用者の生活をつなぐために、看護がなすべきことを多角的視点から考え、新たな協働・連携を創造していくことをめざして、講演、シンポジウム、ワークショップ、交流集会、一般発表などが行われました。

会長講演では、テーマをもとにリハビリテーション看護を担う立場からの地域医療連携拡大に向けたシステム構築の必要性についての講演が行われました。

会長講演1
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会長講演
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シンポジウムは『シームレスにつなぐ看護を考える -医療、福祉、地域の立場から-』をテーマに、 急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、訪問看護ステーション各々のシンポジストから連携についての話題提供と、フロアを交えての討論が活発に行われていました。

シンポジウム1

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シンポジウム2

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交流集会では、本学卒業生で聖隷三方原病院 がん看護専門看護師大木純子さんが『在宅で過ごしたい希望を支えるための医療・福祉の連携-顔の見える関係の大切さ-』をテーマに、参加者と充実したディスカッションが行われていました。
交流集会

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一般演題の発表では、近隣の病院の方だけでなく、聖隷横浜病院や他県の大学教員の発表も行われていました。

私も示説発表を行いました。

示説発表

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今回の企画・運営は、
浜松市リハビリテーション病院、聖隷浜松病院、聖隷訪問看護ステーションの方々と、聖隷クリストファー大学の教員が協力して行い、盛況裏に開催できました。


看護学部の3,4年生の学生さんもボランティアとして、運営に協力してくれました。
協力ありがとう!

アルバイト学生

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病院や訪問看護ステーションの方とも、幅広く看護の知識や現状を共有でき、
協働・連携について互いに学びあうことのできた有意義な学術集会でした。 

次回は、20141018() 聖隷浜松病院 副院長兼総看護部長 勝原裕美子様が会長をつとめられて、「広がる感動! 看護の喜び、楽しみ」をメインテーマに、アクトシティ浜松 研修交流センターでの開催が予定されています。
皆さん、是非ご参加ください。

 

2014年6月13日 (金)

キャンパス付近の憩いの小径(夏バージョン)

成人看護学領域 急性期看護担当の松井謙次です。

住んでいるところはキャンパスに近く毎日自転車で通っています。(ママチャリ)

今回はキャンパスから近い散歩コースを紹介したいと思います。

ここは滝峯不動というところ。石段を降りていくと小さな池と滝があり。

流れている小川沿いに小径が付いています。

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水辺の小さな花がとってもかわいいです。鳥のさえずりもよく聞こえてきます。

 次は自転車での散歩コース。 大谷川沿いの小道です。

車は通らないので安心して川沿いに移り変わる景色を眺めれます。

春は菜の花など、夏場は葛の花など見ながらペダルをこぎます。

写真は姫街道より下流のところ

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写真は、高校の裏側の少し上流

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 次は夏向きといえばお墓ですよね。

三方原墓園の中に日本庭園があって、

今は睡蓮の花がたくさん咲いています。

ちょっと寄り道もいいかな、と思うときにどうぞ。

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水辺は結構、蚊がいたりします。虫よけ対策も忘れずに。

 

2014年6月 6日 (金)

聖隷花子ちゃん”の独り言・・・第2弾

ご無沙汰しています、聖隷花子です。

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8か月ぶりの登場になります。

今日は聖隷浜松病院の実習でお世話になっている“篁二会館(こうじかいかん)”をご紹介します。

まずは、篁二会館の名前の由来から・・・

看護学部のお兄さん、お姉さんにとって篁二会館は、「こぢんまりとした居心地のいい場所」となっているため、“こうじかいかん”のことを“cozy会館”と連想する人達が多いけれど、実は「聖隷社」結成時メンバーの大野篁二先生の名前をいただいて“篁二会館”と名付けられています。

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篁二会館玄関横に大野篁二先生の胸像が設置されています。

次はいつも利用している場所(実習では2フロアーを利用させていただいています)の紹介にうつります・・・。

通常は4050名のお兄さん・お姉さんが篁二会館を利用していますが、基礎看護学実習、領域別実習、専攻科実習の3つの実習が重複すると総勢80名になります。

写真右手にカンファレンスルームが並んでいます。

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廊下の床が鏡のようにピカピカしているのがわかりますか?

気持ちよく利用できるよう、病院から委託されている清掃業者の方が毎日お掃除してくれています。

清掃業者の皆さん、ありがとうございます。

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篁二会館には図書室もあります。

実習でよく使う図書やパソコンが設置されているため、直ぐに調べたいことがある時や大学の図書館に行く時間がない時は、ここにある図書やインターネットを活用して調べることができます。

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カンファレンスルームです(このような部屋がいくつか用意されています)。

領域によって利用する人数は異なりますが、最大12名が利用することができます。

領域別実習では、一部屋を6~8名で利用することが多いです。

この部屋は主にカンファレンスで利用しますが、昼食を摂ったり、実習終了後は友人との語らいの場にもなったりします。

聖隷浜松病院で実習する学生にとって篁二会館は、「学びの場でもあり、くつろげる場」ともなっています。

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母性看護学実習での一場面[情報交換]です。

受け持ち褥婦さんと新生児の様子や実施した看護援助等の情報交換をしながら、明日の実習に向けて計画を立案しているところです。

毎日、遅くまでお疲れ様!