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2014年3月

2014年3月30日 (日)

教員の秘密の行事、ついに発覚!?(^^)

3月某日、学生さんの姿がめっきり少なくなった校舎で、怪しい教員集団が密かに活動を開始・・・。

場所は1号館調理実習室。

集まる面々の所属領域はバラバラで、調理とは大して関係のなさそうな人?ばかり。

何だか異様な刺激臭がただよってきたと思ったら、

次にはみんなで下を向き黙々と膨大な数の「ブツ」を作成。

最後に煮えたぎる湯の中でぐつぐつとそれを煮て、そしてついに・・・!

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いえ、サスペンス劇場ではありません。

実はこれは長年秘密裏に行われてきた、看護学部の教員の『餃子パーティ』なのでした。

リハビリテーション学部の顧寿智先生(下の写真。映りが悪くてすみません!)を師匠とし、

中国4000年の伝統の「水餃子」をみんなで皮から作り、ひき肉にこれでもかとニラを入れた

具を詰めて茹で上げるのです(異様な刺激臭は毒薬ではなく、このニラが原因です)。

日本の焼き餃子とは全く違うものですが、この水餃子は手作りのモチモチの皮と、

刺激的な具のニラと生姜、それに師匠にしか調合できない秘伝のタレで、

一度食べたらもう病みつき!!!

 

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この味に取りつかれた教員は『餃子パーティ』を楽しみに1年間働くのです。

(そう、年に一度の浜松まつりを楽しみに1年間頑張る浜松っ子のように)。

この記事を読んだ学生の皆様からは「先生たちだけ楽しんでずるい~」というお声も

ありましょうが、これは1年間のお仕事の労をねぎらい、次年度への英気をチャージする

重要な行事なのです。

その重要性は学長公認で、小島学長はこの餃子の大ファンであり、

何とお肉代を寄付して下さっているのです。小島学長が本学に着任された時に、

「学長がお肉代を寄付するのは伝統なんですよ」と実はだました(え?)のですが

(半分は本当です。前学長も寄付して下さっていたので)、この味にすっかり

はまってしまった学長は、今では毎年快く寄付して下さっています。

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あれ?参加費を教員から徴収していなかったっけ?

餃子委員長は私腹を肥やしているのでは?

と疑惑をもたれた方もいるでしょうが、

確かに学長からのご寄付と参加者の皆様の志により、毎年黒字になります。

それはちゃんとしかるべきところに寄付しております。

(近年は東日本大震災の復興支援のために、NPOに寄付しています)。

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看護学部教員の長年の秘密をついにネットで暴露してしまいましたので、

今後も皆様年度末のある日に大学に刺激臭がただよったたら、

「あ、これがうわさの餃子パーティなのね(しがない先生たちのささやかなお楽しみ会ね)」と

温かい目で見守ってやってください。

 

看護学部学長直属委員会 餃子委員長  宮谷 恵(本業は小児看護学教員)

 

2014年3月21日 (金)

学生たちの野外・課外活動から『楽しんでいま~す』

「スノーボード & スキー教室」です。

 

学生生活の多忙な中、仲間でスノーボード、スキーを滑りに行きました。

「滑りましたー!」 「転びましたー !!」

「冷たかったー!」 「楽しかったー!!」

場所は、長野県信州美ヶ原高原「武石番所が原スキー場」

宿泊は、岳の湯温泉「雲渓荘」温泉宿です。

2.5泊4日間でした。

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初日の天候は「雪」でした。

 

スノーボード班です。

「先生!・・ボードの履き方が分かりません!!」 

「初心者は、世話が焼けます!! まったく!」

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「滑走(転倒?) 準備!!」  「セーノ! ドッコイショ!」

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「出発!!」 「行って来まーす。」 「無事帰ってこいヨー!!」

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スキー班です。  

「人員点呼!」 「先生―! 一人足りません!!」

「ウン ・・・?」 「先生。新雪(深雪)の中から頭が覗いていまーす。」 

「うん!・・・彼女だ!」

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2日目・3日目は「快晴」でした。 

「皆、行くヨー!」 

初心者でも2日目からは、滑れる?下れる?ようになりました。

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「無事到着・・・」 「ヤレヤレ・・・」 「人員点呼・・・!」

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「ヤッホー!」 「私の滑りどう? カッコいいでしょうー?」

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「ハイ!無事到着!」 「ヨシ!次、行ってみようかー!!」

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「鍋」を囲んでの楽しい夕食です。 

今日は「寄せ鍋」です。 明日は「すき焼き」です。 「食べるヨー!」 

 

その前に皆で配膳です。 「僕のご飯は、大盛りでお願いします!」

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食後は、皆で片付けです。

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夕食後は、SAJ公認「スノーボード検定員」の先生による講義(冬山、滑走理論、事故防止、etc)で学習をしました。

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最後は、「温泉」に入り、就寝です。

明日は、筋肉痛で「ハテ・・? 起床できるでしょうか・・・??」

「おやすみなさい」

 

看護学部生とリハ学部生1名、教員3名、救護2名他参加の「スノーボード・スキー教室」報告でした。

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2014年3月17日 (月)

国際学会に参加しました!

大学の教員の役割として研究があります。

今回はこの夏に参加した国際学会のひとコマをご紹介します。

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2013年7月22-26日にチェコ共和国のプラハで開催された、 

「24th International Nursing Research Congress」に参加してきました。

本学からは、基礎看護学の教員(渡邉順子先生、坂田五月先生、

炭谷正太郎先生、篠崎惠美子)の4名です。 

日本からフィンランド航空にてヘルシンキ(フィンランド)へ飛び、

そこから乗り継いでプラハへの15時間ほどの長旅でした。

プラハといえば、1000年以上の歴史を持つ古都として世界遺産に登録されています。

ヴルヴァ川に、プラハ城へと続くカレル橋というプラハ最古の美しい石橋があります。

ここには世界中の観光客であふれています。

この橋は全長520mありますが、両側の欄干には30体の聖人像がたっています。

写真は最初に建てられたもので、聖ヤン・ネポムツキー像です。

この像に触れると幸運が訪れるといわれていて、私も触ってきました。

皆さんが触るためか、ピカピカと光り輝いています。

幸運はというと、ご想像にお任せします(笑)

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プラハというと、芸術の街なのですが、オペラなども有名ですよね。

そして、チェコらしい芸術というとマリオットです。

あちこちにマリオット人形のお土産物屋さんや、人形劇を上演する劇場もあります。

かわいらしいマリオットだけではなく、少しグロテスクなマリオットもみつけました。

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また、少し機会があったので訪問したクリニックです。

待ちあい室には、こども用にプレイコーナーが設けられていました。

たまたま受診した医師は女医さんでしたが、あまり英語が得意ではなく、

診察は電話でチェコ人の通訳者を介して行われました。

医療者が英語でコミュニケーションをとることの必要性を実感しました。

壁にはこども用の絵がペイントされていました。

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(基礎看護学 教員 篠崎惠美子)

2014年3月14日 (金)

ナンヤン理工学院(シンガポール)の学生さんとの合同研修

2014 年3 月5 日に「聖隷クリストファー大学看護学部学生4 名と

ナンヤン理工学院看護学科生10 名による合同研修」を実施しました。

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<エンゼルケアとグリーフケア>

聖隷三方原病院看護部係長の小山直子さんと

おなじく係長の山田弘美さんが講義とデモンストレーションを担当してくださいました。

ナンヤン理工学院看護学科の学生さんもユニフォームに着替えて参加しました。


デモンストレーションの後は二人一組になってエンゼルメイクを体験しました。

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<マウスケアとポジショニング>

マウスケアは聖隷クリストファー大学看護学部学生と

ナンヤン理工学院看護学科生の混合グループを編成し、

メンバーで患者・看護師・観察者の役割を分担しました。

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本学学生Aさんは

「最初は不安だったけど思ったよりコミュニケーションが取れました」

と感想を語ってくれました。

ナンヤン理工学院の学生B さんは

「シンガポールではマウスケアの演習をしないのでとても良い体験をした」と

メッセージカードに感想を書いてくれました。

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ポジショニングは宇城先生が開発に加わっている装着型シミュレータを使ってみました。


みんなでワイワイ楽しく体位変換を体験しました。

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みなさん、本当にお疲れ様でした!

(基礎看護学 教員 坂田五月)

2014年3月13日 (木)

卒業式と卒業パーティ

3月10日に卒業式と、卒業パーティが行われました。

きれいな着物やドレスをまとい、学生たちはいつもよりとりわけ輝いていました。

本人はもとより親御さんにとっても感慨深い一日だったことでしょう。

振り返ると「そうか彼らはもう卒業か」と、時間の経つのがあっという間に感じられます。

そして一抹のさみしさを覚えます。

これから前途洋々の学生にささやかな「おめでとう」を何度も伝えました。

それぞれの進路先での活躍を祈念しております。 

何枚か写真を紹介します。

厳かなパイプオルガンの祝奏です。

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卒業式前の様子です(2階から)

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卒業パーティでの大盛り上がりの出し物の一部(事務職の方々から)

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(精神看護学領域 教員 篁宗一)

2014年3月10日 (月)

大学院の修士論文・博士論文発表会が開催されました

今回は、看護学部を卒業し、看護師になった後の将来の選択肢の1つ、「大学院」での学びについてご紹介しましょう。

本学の大学院には、看護学研究科(博士前期課程・博士後期課程)があります。

そこでは、日々の看護活動で感じた疑問や課題を解明しようと研究活動に取り組む院生や、より専門的な看護実践力を備えた専門看護師をめざす院生が、昼夜学んでいます。

そして学びの集大成として、修士論文(専門看護師をめざす場合は課題研究論文)、博士論文を作成し、毎年、論文の発表会を開いています。

今年も、222日、31日に、修士論文・課題研究論文合同発表会と博士論文発表会がそれぞれ開催されました。

Photo修士論文・課題研究合同発表会(2月22日)

Photo_2博士論文発表会(3月1日)

発表会では、院生、教員、病院関係者など大勢の人々が訪れました。

発表後、発表者を囲んで活発なディスカッションが行われました。

Photo_3皆さん、新しい看護の知識を得ようと熱心に発表を聴いています。

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発表者はディスカッションで堂々と質問に答えていました。頼もしい限りです。

看護学研究科博士前期課程を修了予定の土屋 紘子さんにお話を伺いました。

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この3月に看護学研究科博士前期課程を修了する、諏訪免 典子さん(左)と土屋 紘子さん(右)。

努力が実り、笑顔が晴れやかですね。

土屋さんは、修了後に臨床に戻ってさらに経験を積み、慢性疾患看護専門看護師の資格取得をめざして認定試験を受ける予定です。

※専門看護師の情報はコチラ↓

http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns

 

Q:大学院進学のきっかけは?

A:看護師として働いて5年経ち、このまま何の変わり映えもなく過ごしていくのかなとぼんやり考えていた頃、勤務病院の上司から、慢性疾患看護の専門看護師の資格取得を勧められました。これをきっかけに、患者さんのためにできることが一つでも増えれば・・・と考え進学しました。

 

Q:大学院で得たことは?

A:1点目は、大学院で様々な講義やディスカッションに参加する中で、目の前のことだけにとらわれるのではなく、現在の社会の状況、医療の状況、置かれている自分の病院の役割、その中での私の役割は、と長期的な広い視野で物事を考えられるようになったことです。

2点目は、患者さんの本当の気持ちを理解することが非常に難しいこと、だからこそ謙虚に目の前の人と向き合っていくしかないことに気づけたことです。

大学院で実習や研究を行う中で、患者さんとの向き合い方を何度も振り返り、何が問題だったのか考える機会がありました。私は患者さんと向き合いきれていませんでした。それは、私が患者さんに対してオープンでないことが原因でした。自分がオープンでいなければ本当の信頼関係は築けないことに気づき、自分の考え、思いを表現してみようと意識するようになりました。そこからです。患者さんの本当の気持ちに触れることが、わずかながらできるようになってきたと感じます。今まで、そんな基本的なことさえできていなかった。このタイミングで気づくことができ、これから新たな気持ちで仕事に向かうことができると思います。大学院で得られたものは一生の財産です。

 

 これからの土屋さんのひと味違う看護実践に期待します!

皆さんが看護師になった後、このような進路もあるのですね。

志があれば道は必ず拓けます。

将来、皆さんも大学院に戻って学んでみてはいかがでしょうか。